MBA最速独学カリキュラム⓪-3(上級科目前編)

MBAのエッセンスを独学で学ぶカリキュラムをシリーズで紹介していますが、今回は、⓪全体感の把握(上級科目)について考えたいと思います。

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今回の参考図書

さて、今回も毎度のグロービスです。以前紹介したマネジメント・ブックの続編で、いわば上級科目(Elective)の位置づけとなっています。本書は内容が濃すぎるので、まずは前半の章のみを紹介します。

ここからは、自分のメモの要素が強くなりますが、大事だと思うこと、キーワードを中心に記していきます。引用部分は『』で表します。

上級科目とは?

本書の第一弾はアカウンティングやファイナンス、経営戦略などのいわゆるコア(必修)科目が紹介されており、今回の本はアントレやサービス、テクノロジーなど2年生で学ぶような上級科目が紹介されている(いわゆるエレクティブ)。しかし、上級科目もコア科目がベースにあるとのことだ。

アントレプレナーシップ

 『事業創造において不可欠となるのが、それを率いる者のアントレプレナーシップ』であり、本書では(起業家も含む)企業家精神と訳されている。NPOなどで社会問題を解決するソーシャル・アントレプレナーという言葉も紹介される。

ニーズ発想やシーズ発想からビジネスアイディアを「たくさん(量が質に転嫁)」考え、ビジネスモデルという仕組みを考案してビジネスプランに落とし込んでいく。以下は抜粋だ。

アイディアの発想法:SCAMPER・ロジックツリー・マンダラート(3×3)

ビジネスモデルの定義:『「だれに」「何を」「どのように提供し」「利益を生み出すのか」』のモデル化

ビジネスモデルの違う切り口:キャッシュ化とコスト低減

ビジネスモデルの新潮流:フリーミアム、ロングテール、シェア

ビジネスモデルの有望さ:持続的な成長性が条件。具体的には市場の魅力度と競争優位の持続可能性。

次はベンチャーについて書かれる。

革新型ビジネス:①新製品・新市場型、②新競争ルール・新ビジネスモデル型

ベンチャー戦略:ニッチビジネス、分散型ビジネス。スピードで差異化。リーンスタートアップとピボット。

ベンチャーの組織マネジメント:アントレリーダーシップ、マネジメントチーム、組織文化、マネジメント・システム(時期に合わせて)

他に、資金調達(創業期、成長期)、ファイナンス(株主構成)、エグジット、事業拡大(アンゾフのマトリックス、多角化、クスマノのフレームワーク)、組織開発、ソーシャル・アントレプレナー、と盛りだくさんである。

サービス・マネジメント

次の章はサービスという捉えづらいものが、体系的にまとめられている。以下、サービスについての抜粋です。

定義(モノづくりとの比較):無形、提供者と消費者の相互作用、顧客(+所有物や情報)に変化をもたらし、便益を付与。

特徴:無形性、同時性、消滅性、変動性

構造:コアサービス、サブ・サービス(促進型、支援型)、コンティンジェント・サービス。考え方としてサービス・ドミナント・ロジックがある。

類型:対象(ヒトorモノ)、提供時のモノの存在、標準化orカスタマイゼーション、提供場所(店舗有無)、契約有無

コンセプト:顧客像の明確化、提供価値の定義

マーケティング・ミックス:7P(4P+People, Physical Evidence, Process)

価値:(結果品質+プロセス品質)÷(料金+入手コスト)。

顧客満足度と顧客ロイヤルティ、品質保証と続き、マネジメント・ツールとしてサービス・プロフィット・チェーンとネット・プロモーター・スコア、需給マネジメントが紹介される。

組織:サティスファクションミラー、エンパワーメント、インターナル・マーケティング

生産性:労働1単位あたりの付加価値額

拡大戦略:新市場、ラインナップ増強、多角化。またアプローチとしてM&AやFCによる拡大がある。

最後にグローバル化と製造業のサービス化が紹介されて終了する。

テクノロジーマネジメント

まず、テクノロジーは問題解決の手段と述べられる。次にインベンション(解決手段=技術)とイノベーション(革新による価値創出)の違いが説明される。そして、テクノロジーは持続的成長の源泉であり、効率化のツールであると意味付けられる。次からは抜粋メモだ。

イノベーションの類型:技術、製品、プロセス、ビジネス(モデル)

イノベーションの関門:開発から製品化(魔の川)、製品化から量産(死の谷)、量産から収益化(ダーウィンの海)

MFTモデル:Technologyを、Marketのニーズに対し、Functionを通じて結びつけるフレームワーク

製品アーキテクチャ:モジュラーとインテグラル

コトづくりの要件:ビジョン、システムマネジメント、ステークホルダーマネジメント

リスクマネジメント:Whatのリスク(←技術ポートフォリオマネジメント。強いと重要の2軸)とHowのリスク(←ステージゲート、オープン・イノベーション)

ちょっともう盛りだくさんすぎるので一気にまとめる。

テクノロジーの内製と外注、知財の構造(Intellectual Property < Intellectual Asset <Intangible Asset)、知財の活かし方(想像・育成、侵害検証、外部提携、収益化)、オープン・イノベーションとクローズド・イノベーション、キャズム、破壊的イノベーション、垂直と水平統合、機能別組織と事業別組織、イノベーションのための組織運営(ワイガヤ、フォーラム)、アライアンス、産学官連携、エコシステム(地理的、関係性)、テクノロジー・マネジメント(複合性、不確実性、多様性)

以上笑

おわりに

今回は、上級科目について一気に学んだ。学んだというよりメモしたという方が近いと思う。しかし、トピックは本書のおかげで押さえる事ができた。

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