
こんにちはLunaです。
「MBA家族帯同:妻が伝える子連れMBA留学」シリーズでは、夫がMBA留学を終えたいま、パートナー目線で、受験から渡航準備、スペイン生活、コロナによる帰国、夫の単身渡航、卒業までのMBA留学を、紹介しています(目次&はじめに)。
今回は第5弾のマドリード生活編です。

マドリード生活は、最初の立ち上げは苦労しますが、慣れてくるとだんだん楽しくなってきます。
マドリード生活開始
なかなか住宅が落ち着かない我が家でしたが、生活はスタートします。
- 食品の購入、食事
- 子どもの保育園
- ベビーシッター
- 町歩き
- 私の楽しみ
- 夫のサポート

住むための手続きは夫に任せて、私の担当は家族が日常を送るためのベースを整えることに注力しました。
1. 食品の購入と食事
良くも悪くも、舌の感覚が良く、素材の味がわかる夫と子ども。煮物さえできれば食事はなんとでもなるだろうと、思い込んでた妻であり母です。

誤算でした。
使い慣れただし、みりんと醤油、味噌はもっていったものの、煮物にする様な具材が無いのです。作れるのは素材が揃う肉じゃがぐらい。でも肉じゃが一つとっても、夫や子どもにとっては、肉の味が違う、タマネギが違う、などぶつぶつ…。
そう、肉は、日本のように薄くきったものは無く、味も肉肉しい(表現ができない)、タマネギやじゃがいもは、どこのスーパーにもそれぞれ、3種類以上は置いています。
必然と、日本で作る様なものは少なくなり、現地のレストランでチラ見した様なものや、揚げ物を作る事が多くなりました。
また、肉や魚、チーズの購入はスーパーでもできますが、折角なので市場で購入する事をお勧め。私にとってはとても勇気の必要な事でしたが、希望のものを希望のサイズにできますし、なにより、交流があって楽しいです。
食材について
調味料
日本食材店や近くのスーパーに売っています。が好みがあるのであれば、持ってくる事をオススメ。
野菜
根菜はなかなか売っていません。みかけるのは、人参、大根、ジャガイモぐらい。
子どもの好きそうな、日本のかぼちゃは「韓国系の食材店」「日本食材店で冷凍」のものが手に入るそうです。
豆類は沢山売っています。
スーパーでは野菜含め自分で測りバーコードを貼る事が多いです。
肉類
牛、豚、鳥の肉の金額は、日本より安い金額で売っています。
飲み物
牛乳は、冷蔵でも常温パックでも売っています。豆乳は、ほぼ砂糖が入っていて甘いです。砂糖なしとかいてあってもなぜか、甘いです。ただ、なかには、日本の豆乳と同じ味がするものもあります。水は日本より安いかなという程度、ビールは日本より相当安い感じです。
シリアル
いろんな種類がありました。ライス由来、小麦由来など、様々。無糖、bio、チョコレート味など選びきれない程ありました。
BIO(オーガニック)商品
スペインにもBIO商品は近年増えてきた。と知人に教えていただきました。でも、やはり通常のものより高め。
bioをオーガニック食材と考えて、そのオーガニックの基準が日本と同じなのか、日本よりオーガニックの基準は厳しいのか、詳しい事はまだ調べきれていませんが、無知な消費者の一人としては、東京のオーガニック商品より安い。
でも、品質(特に野菜)はしっかり見て購入すべき。結構、ものによっては、かびていたり、腐っていたり。味は、濃く美味しく感じるものもあり、よくわからないものもあり。と言ったところが正直なところです。

国産(スペイン産)をアピールする商品もそれなりにあり、日本人が国産を安心と思うのと同じなのかなと思いました。
2. 子どもの保育園
子供が保育園へ。行き始めて、2ヵ月ほどは、園迄行く道のりは、毎日「行きたくない」か、泣いてる。を繰り返した毎日でした。保育園に行ってしまえば、それなりに楽しんでる様子。
保育園はどう?と聞いても、なかなか答えてくれない娘。でも、お迎えにいくと楽しく遊んでる様子。泣くけど、行きたくないとは言うけど、ひとまず、娘の力を信じる事にしました。
通ったのはコロナ影響で帰国するまでの数ヶ月でしたが、行く時も泣かなくなり、だんだん園での様子を話すようになり、最後の1ヶ月は他の子と話すときはスペイン語。それなりに、お友達ができているのかな。と安心しました。
3. ベビーシッター
マドリードの子育てグループを紹介してもらい、そこで問いかけました。皆さん優しく、ベビーシッター紹介サイトや個人的にベビーシッターをされている方を教えてもらいました。
4. 町歩き
色々歩き回りました。
公園探しにいったり、スーパー周りに言ったり、洋服を買いにいったり、美術館に行ったり。
ベビーカーは最寄りの駅にもよりますが、一人でのお出かけにはハードルが高く(乗ろうと思えば、いろんな人が助けてくれます)、バスの方が使い勝手が良かったので、基本的にバスで移動しました。歩いていても、バスに乗ってても、子どもといると、みんな話しかけてくれます。(あたまに怪我、靴を片方履いていない(履きたがらない)の突っ込みどころが満載だったのかも)
ベビーカーで色々歩き回ったお陰で、道も、買物も詳しくなりました。
5. 私の楽しみ
マドリードの子育てグループや同じ保育園のママさんに教えてもらったりして、ピラティスの教室や、画家さんが解説してくれる美術館のイベントに参加したりしました。ほかにも、料理教室やいろいろな教室を開いている方々がいて、本当はもっと参加したかったです。子連れOKのイベントに参加でした。
6. 夫のサポート
スクールの状況によりますが、マドリードに来ても夫婦でルーティンを作りました。
- 起床
- 朝食・保育園へ送る(妻)
- 家事・用事・自由時間(妻)
- 保育園お迎え(どちらか)
- 夕食・風呂(両方)
- 学校で勉強(夫)、寝かしつけ(妻)
初めは一緒に朝食をとる、送迎は夫。など希望しましたが、最終的には、希望はくだけちり、このルーティンになりました。

朝は毎日9時からチームミーティングと、その後15時まで授業があるので、朝は大変そうでした。
ただ、何よりも勉強したい夫ですが、父として夕食とお風呂は参加してもらいました。
日本に帰国した今は、そんな事もあったね。という日々です。
でも、当時の事を思い出せば、子供は風邪を引き高熱が下がらず、家にこもる日も多く、喘息になりかけたり、大けがしたり。なかなか冬から春にかけて日の出が遅く、起きられなくてぐずりまくり。
夫は、慣れない環境と、言語、コレから修得していく知識をどのようにコントロールし、人とのコミュニケーションに精一杯。
妻の私は、たまに行けるピラティスと、現地でできた友人との食事が癒しでした。
コロナの影響で、慣れてきてこれから!という時にロックダウンになったので、不完全燃焼です。確実に、白髪は増えたけど、友達もできたし、この経験は次に活かせるかな。
おわりに
「MBA家族帯同:妻が伝えるMBAの真実」シリーズ、次の記事はこちら。