
こんにちはLunaです。
「MBA家族帯同:妻が伝える子連れMBA留学」シリーズでは、夫がMBA留学を終えたいま、パートナー目線で、受験から渡航準備、スペイン生活、コロナによる帰国、夫の単身渡航、卒業までのMBA留学を、紹介しています(目次&はじめに)。
今回は第11弾のコロナと緊急帰国編です。

人生で命の危険を感じたのは初めてでした。それほどまで、コロナは恐ろしいです。
コロナとロックダウン
2020年の3月、スペイン生活にも慣れてきた頃、コロナウイルスによる生活の影響は突然来ました。
コロナウイルスはイタリアで急拡大しており、夫の学校関係の方が感染、発症したと身近になり始めていましたが、特に日常に変化は無く、というより、私生活の変化、4月から日本の友人が来るための受け入れ、私自身が活動するための準備などにいそいそと活動していました。
そんなある日、スペインがロックダウンするとの情報。保育園休園、夫はリモートだけどテストは続行。と、コレは私への試練なのか。という、日常が始まりました。
ロックダウンするまで
保育園も通常。学校も通常。ニュースも噂も聞くけど、日本やアジアのほうが深刻だと思ってました。また、街に出るとたまに心傷つく対応をとられる事もあるけれど、あまり気にしないように心がけてました。
・・・そのころ、私は、4月初めに日本から友人が来る事、どのように2週間待機を過ごしてもるうかなど警戒、思案していました。
ニュースではものすごい勢いで、スペインのコロナ感染者の情報が流れていました。
翌日に、友人から、ロックダウンするとの噂で、スーパーでの買い占めが始まるから、かえるだけ買っといた方が良い。との情報。
子どものお風呂、寝かしつけを終えて、90度で洗濯消毒(ヨーロッパの洗濯機の凄いところ)、洗濯をしているうちに、換気で窓を開けながら、ベビーカーを持って買物に行きました。2回往復。お店にはすでに紙類、米と麦と牛乳が消えようとしており、買い占めは社会を良くまわすには良くないと思いながらも、我が身、子の為に購入。
絶対私は倒れられない。と思い、ハーブティー、葛根湯、お灸、鍼など、いつも以上に自分のケアをしてました。
ロックダウン
スペインはロックダウンしました。
妻の私は、保母さんになりきる。疲れた時は、しまじろうにお願いする。
幸いな事に家は広く、子どもたちは走り回り、youtubeをいつも以上に見れて、お家美容室を開いたり、おうち書道教室(もはや水遊び)をやってみたり、ボールで遊んだり、ラジオ体操をしたり、踊ったり、料理教室をしたり…今迄、保育園に行く事で忙しく、なかなかできなかった事が沢山でき楽しかった様子。
ロックダウン後、医療関係者に感謝をしようとピソのパティオ側の窓を開け夜の20時に拍手をする。という子どもたちにとっても夫婦にとってもちょっと日本にはない行動に感動しました。子どもがいるため、私たちに合図を送って手を振ってくれるなどしてくれて子どもにはとてもうれしかったのかも。
また、zoomで絵本の読み聞かせなどのイベントに参加したり、保育園のお友達とお話(娘は恥ずかしくって10秒位しか参加してくれないからほぼ、ママの会話)したりしました。
この頃、日本でも自粛が始まり、ベネッセのこどもちゃれんじが、オンライン保育園をはじめてくれました。たすかりすぎて、日本に帰ったら、絶対こどもちゃれんじに恩返しをしようと思ってました(笑)
帰国
ロックダウンから3週間。夫の同級生も続々帰国。我らも帰国。
夫の同級生が帰国していく中、帰国を迷う。続々と、飛行機も飛ばなくなり、「ま、このままスペインにいてもいっか。帰国も、日本での検査、待機を考えると面倒。」と思う中、夫の一叫び。「家族に何かあっても、(普通に助かる病気や怪我でも)今のスペインの医療状態では助からない!」。
その通り(当時は医療機関がパンクしており、病院の廊下で治療を受けられないコロナ患者がたくさんいるニュースが流れていました)。と思い、帰国を決断しました。カタール航空で働く友人にカタール航空は基本飛びます。との情報をもらったので、カタール航空で帰国。
帰国前日にピソ中に蜂蜜を塗りたくった娘に本気でキレながらも、またスペインに戻るつもりだったので、また戻ってきた時に悲惨な事態にならないように出来るだけの事をし、2週間待機で困らないように持てるだけのものを持ち、帰国。
カタール航空は、空席だらけで、今迄に味わった事の無い程のびのびとした飛行機旅でした。
空港と待機
空港につき、マスクしかしてない検疫の係の人と、完全防護服で検査してくれる自衛隊のギャップに驚きながら、検査。空港での様子は、状況が日に日に変わるなら、帰国していく日本人は皆、後発の人のため、状況をレポートしてくれました。
お陰で、スムーズに行動。検査結果は当日でなかったので、そのまま、レンタカーでairbnbで借りた一軒家へ。そのまま14日間待機しました。
待機から実家へ
待機生活をする家から実家にレンタカーで移動する事になりました。
ここでも、万全な体勢をとって。
陰性だという事はわかっていても、どこでどのようになるかわかりません。
実家でも迷惑はかけれないので、実家の家族は別宅を借り2週間は離れて暮らしてもらったあと、同居を開始しました。
しばらく経って訪れた病院で、スペインの状況、ニュース何でも良いから教えてほしいとのことで、色々わかる範囲でお話ししました。ドクターの顔からみるみるうちに笑顔が消え、対策をとらなければという深刻なお顔になっていきました。
おわりに
「MBA家族帯同:妻が伝えるMBAの真実」シリーズ、次は夫の単身渡航と卒業編です。