スペインの歴史まとめ:古代から現代までを一瞬で理解する!

⑦世界史
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こんにちは。今回は世界史シリーズで、スペイン歴史のフレームワークを紹介します。古代から現代までのスペイン全史を、たった1つの図にまとめました。

本記事の内容を7分の動画にしましたので、動画の方が良い方はこちらから!(倍速での視聴をおすすめ)

本編

スペインの歴史をパワーポイントで紹介していきます。

欧州、アフリカ、中南米に囲まれた場所に位置します。そのため、周囲の影響を受けやすかったです。

①から順番に、周囲の影響を受け続けてきたことが一目でわかります。

アフリカで人類が誕生し、その後クロマニョン人が今から約10,000年前以上前に書いた洞窟の絵です。実物はスペイン北部にありますが、洞窟のレプリカがマドリードの考古学博物館で見れます。

チュニジアを拠点とするカルタゴがスペインを支配していましたが、
ローマがカルタゴを破ったことで、スペインはローマの支配下に入りました。

ローマの後は、東から大移動してきたゲルマン人がスペインを支配しました。
その首都がトレドで、マドリードから日帰りで行ける人気の観光名所です。

次にイスラム王国が長きに渡ってイベリア半島を支配しましたが、1492年にグラナダが陥落し、キリスト教徒による国土回復運動(レコンキスタ)が完了しました。こちらも観光名所ですね。

巧みな婚姻政策と新大陸への進出によって力をつけたスペインは太陽の沈まない国と呼ばれ、世界最強の力を誇っていました。

スペインの栄華も長くは続きません。スペイン継承戦争に代表される周囲の国の干渉によって、スペインは徐々に力を失っていきました。

スペインの没落に追い討ちをかけたのが、ナポレオンによる侵攻です。上記の絵はゴヤ作の「1808年5月3日」で、ナポレオンに反抗したスペイン市民が鎮圧される様子が描かれています(プラド美術館に展示)。これだけに留まらず、スペインは海外植民地の大半を失っていきます

2度の世界大戦には参戦しなかったスペインは、戦争特需で発展しました。しかし、1936年に共和制からフランコ独裁政権に移り変わり、フランコが亡くなる1975 年まで続きました。その後、王政復古(ブルボン朝)と民主化が実施され、現代に至ります。

おわりに

見てきたように、スペインは周囲の影響を受け続けてきたため、様々な文化が混じり合い、魅力的な観光立国となりました。フレームワークを参考にスペインの歴史や文化を感じていただけると幸いです。

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