今回は、社費MBAに選ばれるためのポイントと応募論文の書き方を紹介したいと思います。この記事をお読みの方は、こんな悩みをお持ちではないでしょうか?
- 社費MBA留学を検討している
- 社費MBA留学生に選ばれるためのポイントが知りたい
- 社費MBAの論文に書くべき内容を知りたい
現役MBA生の私がいろいろな社費留学生にインタビューをし、こうした疑問に答えるべく情報をまとめてみました。
社費MBAとは?
社費MBAとは、会社が選抜した従業員を海外のビジネススクールに派遣し、費用は会社が負担するという制度です。通常、海外MBAは1,000〜2,000万円かかると言われているので、金銭面では大きなメリットがある制度ですね。もちろん、MBAだけでなく、技術系の大学院留学やファイナンスなどのマスターコースを選ぶ人もいます。
私が聞くところによると、友人・知人が勤める企業で導入している企業はとてもたくさんあります。1年に複数名が選ばれるのがスタンダードで、期間や費用負担の範囲も、企業によって大きく違います。
社費MBA生に選ばれるためには?
3つの観点から説明したいと思います。
- 普段から意識すること
- 選ぶ人の目線で考えること
- 論文や面接のポイント
知り合いの社費MBA生にインタビューしまくり、ポイントを凝縮しました。
1. 普段から意識すること
社内制度の把握
一番最初にやるべきことは、「社費留学制度を把握すること」です。会社によって違いますが、入社後◯年で応募可能、どういう人が求められているのか、必要英語スコア、選考のステップ(推薦状/論文/面接)などを理解し、応募に向け数年かけて準備を進めていきましょう。
英語力の向上
社費選考、MBA受験、留学中に至るまで、英語力不足=ハンデなので、留学関係なく進めていきましょう。
仕事で成果を出す
会社によって倍率は違いますが、総じて社内選考は狭き門です。多くのライバルから選ばれるために、まずは仕事で成果を出すことに集中しましょう。
2. 選ぶ人の目線で考えること
この記事を読んでいる皆さんは「選ばれる立場」なので、とにかく「選ぶ人の立場で考える」ことがとても大切です。例えばこういう内容です。
- 留学後辞めそうな人は選ばない
- ハードな受験や留学を乗り越えられる
- 留学のゴールが明確で、会社のゴールに適合する
- 会社に貢献してくれそう
- 他の社員にも良い影響を与えそう
会社によって選ぶ人(部署)は違うと思いますが、彼らの立場で考えることを意識してください。
3. 論文や面接のポイント
それでは、具体的に論文や面接で気をつけるべきポイントを紹介していきます。
Why MBA?
これが一番大切です。下記の順番で論理を組み立てていきましょう。
- 過去のキャリア・成果・英語力などをアピール
- 将来のキャリアゴールを打ち出す(業界や自社の展望もいれる)
- 今の自分とのGAPを説明(足りない部分)
- GAPを埋めるためにMBAが必要だということを説明(Why MBA?)
- MBAにいくことで自分が成長し、それが会社への貢献につながることを説明(Why you?)
コンサルタントや会社の先輩などに添削を依頼し、ロジックを作り込んでください。この時に、国内MBAではなぜダメなのか?海外駐在ではなぜダメなのか?を盛り込むと効果的です。
面接
質疑応答リストを作り、練習しましょう。もちろんコンサルタントやメンターの方に見てもらいましょう。
おわりに
今回は、社費選考に合格するためのポイントや論文の書き方について紹介しました。何人もの社費留学生にインタビューし、情報をまとめていますので実践的な内容になっています。
社費留学を検討される皆さんの参考になれば幸いです。