スペイン:マドリードでの家探し体験談

⑧スペイン生活
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 はじめに

今回は、マドリードでの家探し体験談を紹介したいと思います。

 候補物件の探し方

家探しは現地についてから始まります。事前に日本で見ていても、空室情報は日々変わるので、現地についてから(あるいは数日前から)本格的に探すことをお勧めします。

1. ポイント

・物件のサイトは定期的に見ておく事は大切だが、先着順で決まるので、大家にコンタクトするのは内見の数日前にならないと意味がない。

・内見必須。家具付きの家も多い(私達は最初から家具付きに絞って探しました)。日本と違ってあらゆることが交渉できる(家賃、家具の購入、いらない家具の撤去など)。

・物件サイトはidealistaがオススメ(SUMMOのようなイメージ)

英語にできます

2. 家探し体験談

現地のコーディネーターに事前に物件のピックアップをお願いしていたものの、納得できる物件がみつからず、結局、idealista で自分たちの住みたい地域にある空き家を片っ端からみていきました。

idealistaの使い方はこちらが詳しいです。

スペイン バルセロナ【ピソ探し】おすすめサイト idealista

アラフォーバルセロナ留学記

住みたい地域、部屋の数、家賃、家具の有無、設備など比べながら何件かピックアップしてエクセル表を作り、コーディネーターさんにアポイントをとってもらい内見をしにいきました。もちろん自分でメールや電話をしてアポ取りすることも可能です(先方がスペ語できないと大変ですが、同級生に助けてもらったりできます)。

エクセル表の項目はこんな感じです

  • 番号
  • IdealistaのURL
  • 場所(Google MAPのリンク)
  • 内見日
  • 広さ
  • ベッドルーム
  • バスタブ
  • 入居時期
  • 家賃
  • デポジット
  • コメント

 内見と交渉

マドリードでの家探しは日本の家探しと少し違いました。まずは、現地に行くとオーナーか管理会社が待っていること(日本だと家探しの業者の人と一緒に行って、現地には人がいないことが多いですよね)。管理会社が対応するケースとオーナーが対応するケースの両方あり、オーナーがいる場合はその場で色々と交渉できます。管理会社の場合はオーナーに伝えてもらって後日返事。という感じでした。

交渉は、色々できそうでした。Wifi、ガス、水道、電気など家賃に含める事は可能?家具は備え付けだけど、もう一つベットが欲しいから購入してくれる?など。叶うか叶わないかは別ですが、言ってみる価値はありそうです。同級生にはエアコンを付けてもらったり、家具を買ってもらっている人もいました。

私達は一軒目のアパートが浸水して引っ越したのですが、2軒目の家探しの時は慣れていたので、家賃の減額、10日ほど早めに入居させてくれ、Wifiの設置、テレビを壁につけてくれ、不要な家具は全部撤去してくれとお願いしましたが、全て通りました。

*不動産屋さんを使わなくても家探しはもちろん可能ですが、スペイン語がある程度できないと難しい物件もあります。

 契約

物件によって若干異なるようですが、下記の書類が必要でした(何人かの話を統合していますので、ケースバイケースです)。

  • パスポートのコピー
  • IE入学の書類コピー
  • 滞在ビザ
  • お金を持っている証明(残高証明、給与明細3ヶ月分、社費の場合は会社のサポートレター等)

物件を決めたらデポジット(1〜2ヶ月分)と管理会社への手数料(1ヶ月分が通例)を速攻支払わないといけません。日本と違って先着順なので、契約の意思を伝えていても、支払いが遅れると先を越される場合があるようです。

海外送金の方は時間がかかりますが、着金ではなくて支払いをしたという証明(送金証明書)を出せばOKでした。Transferwiseで支払いましたが、1〜2日で着金まで完了するのでスピード重視の場合は最強です。

支払いをすれば賃貸契約書の締結に移ります。先方から契約書の雛形が送られてくるので、内容をチェックして双方OKであればサインしてお終いです。ここで注意すべきは、備え付け家具・食器リストに抜け漏れがないかきちんと確認することです。

 鍵の引き渡し

鍵の引き渡しです。クリーニングは結構適当で、汚れや埃は残っていました(自分たちで再度掃除)。IHヒーターの一部が欠けていたり、冷凍庫のボックスが割れていたり、窓の鍵が壊れてるなど、この段階で不備がたくさんある(!!)ので、きちんとオーナー側にに伝えて、修理してもらいました。

家具付きの家を借りているのですが、謎の植木鉢やガラスは、不要だ!と言ったら持っていってくれました。

*水道電気ガスなどの公共料金の支払いは銀行口座を伝えるだけで変更の手続きはやってもらえました。

 おわりに

どの国でも家探しは大変です。パーフェクト!といえるところはなかなか無いです。がとても良い経験になりました。でも、海外駐在の転勤に帯同する方々が、スタートから一緒ではなく、落ち着いた頃に(学校や住まいなどの手続きが住んだ頃に)現地入する気持ちがとてもよくわかりました。

スペインで何より大切なのは、希望や要望があったら明確にはっきりと伝えること!それは家探しだけでなく生活全般もそう。とにかく具体的に伝えることが大事だと、スペイン語の先生も言っていました

IEアルムナイの方の参考記事

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