子供が熱を出した!スペイン往診体験談

⑧スペイン生活
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今回はスペインの往診体験談を紹介したいと思います。大人で病院にかかったのは幸い一回もありませんが、子供はもう複数回往診、病院、救急と経験しているので、体験談をシェアさせて頂きます。留学生の個人的な体験談で、保険会社によって対応が違うと思いますので、参考程度に留めてください。

海外留学保険

これはVISA取得の際に全員分必須となりますので、渡航日から帰国予定日までカバーする保険に加入していないとそもそもVISAが下りません。

パターンとしては、日系の会社、外資系の会社(自分で見つける or 学校紹介の保険)と色々ありますが、私の場合はいざという時は日本語対応が良いので、日系の保険に加入しました。

海外旅行保険比較サイト

https://www.207207.jp/

往診体験談

渡航して3ヶ月以内は、ホテルやAirbnbでの仮住まいも重なって、定期的に子供が体調を崩していました(同級生の子供は入院もしたそうです)。

高熱が続いてどうしようとなった時に、保険会社に連絡しました。私の保険会社はLINE通話で連絡可能、全て日本語で24時間対応なので大変助かりました。電話で症状を聞かれるのでメモを用意しておきましょう。

知人の方から私の保険は往診してもらえるよ、ということだったので往診を希望しました。通訳の有無と聞かれますが、私の場合は医者が英語を話せるなら不要と言いました。保険会社に常駐(?)の医者がいて、電話越しにお医者さんと話したケースもありました(日本語)。

電話の際にメールアドレスも伝え、早急に手配をして欧州の提携会社より折り返すということだったので、しばし待ちます。そうすると欧州の提携会社(本社はパリとかロンドンが多い?)から日本語で電話があります

情報は既に共有されているので、あとは往診の日時や場所などの詳細を伝えます。往診可能なお医者さんが見つかるかどうかはタイミング次第だと思いますが、3回往診をお願いし、3回とも数時間後には来てもらえました

お医者さんが家やホテルに来たら見てもらい、診断書の写しと処方箋をもらって完了でした(パスポートも用意しましょう)。英語が話せるお医者さんが来るのでコミュニケーションは問題なく取れますが、紙に書いてもらう、何度も何度も確認するなどして、間違いがないように確認しました。また、体重によって薬の量が変わるので、出国直前には一度体重を測っておくことを強くおすすめします(我々は半年前のデータしかありませんでした)。往診費用の支払いはキャッシュレスでした。

お医者さんが帰ったら、処方箋を持って近所の薬局に行きます。街の薬局であればどこでも処方箋を受け付けてくれるようなので、Google Mapで探して行きましょう。

一回目の薬局はスペイン語オンリー、二回目の薬局は英語が使える薬剤師さんがいました。薬を購入したら、その場で薬を出して、処方の仕方を実演してもらうことをおすすめします(薬の名前と量、頻度、計測の目盛りなどは何度も確認してメモしましょう)。ちなみに、抗生物質は水を入れて薬に混ぜる必要があるのですが、一回目の時は家に帰って途方に暮れ、再び薬局に水を持って行って、その場で作ってもらいました。薬局の支払いは立て替えでした。

大体その日中に欧州の提携会社からメールが来て、書類を提出してくださいと指示されるので、それに従いましょう

提出先は2箇所あります。

①書類、診断書、レシートなどを写真かPDFに撮ってメールで欧州提携会社に早めにメール

②保険会社のカスタマーセンター(東京)に原本を郵送

ちなみに、スキャンしてPDFにするには、このアプリがとても便利です。

Adobe Scanモバイル版アプリ:もうデスクに書類を山積みしたり、財布にレシートをため込んでおく必要はありません。無料のAdobe Scanモバイル版アプリを使用して、文書をスキャンしてPDFに変換すると、自動的にテキストが認識されます。

https://acrobat.adobe.com/jp/ja/mobile/scanner-app.html

国際郵便は小さい封筒だと大体2ユーロ前後で郵便局から送付できます。スペイン語ができなくても、Airmailと書いてあり、Japon(ハポン)と言えば問題なく送付できます。

国際郵便の書き方は日本郵便のサイトを参照ください。

国際郵便:あて名の記入方法

https://www.post.japanpost.jp/int/use/writing/normal.html

しばらくすると、口座に立て替えた金額が振り込まれます(日本と現地の口座どちらにするか指定できました)。

私の場合は下記のサイトも参考にしました。

バルセロナ 医療通訳

https://www.yukikoshimoyama.com/

おわりに

海外で病気やケガをすると不安になりますが(特に子供の場合)、この記事が少しでも参考になると嬉しいです。記事が長くなったので、救急外来体験談として、子供がソファーから転落し、額を切って縫った話を別途紹介したいと思います。