Buenas tardes!スペイン語でGood afternoonの意味ですが、結構夜遅めの時間帯、夜9時くらいまで使われます。HAYAです。
今回はMBAに行く前に勉強した、簿記2級・3級の勉強方法と、合格までにかかった時間について共有したいと思います。
この記事のライター(HAYA):2020年1月にIEビジネススクールに入学。Lab PeriodではTech Labを選択。卒業間近のVenture Dayでファイナリストに残り、日本人過去最高の3位を獲得。
なぜMBA前に簿記を受験したのか?
IEのMBAに合格した後、キャリアアドバイザーとのスカイプ面談というのがありました。ロンドン在住の日本人の方で、IE学生の進路相談をしてくださっています。そこで言われたのが、マーケティング出身の人は、アカウンティング・ファイナンスに非常に苦労するとのこと。いきなりケーススタディとかあるが、そもそもの基礎知識がないので、まずついていけない、と脅されました笑。
キャンパスビジットの際にも、先輩に簿記くらいやっておいた方がいいよ、と言われたので簿記を勉強することにしました。
MBAを勉強したのにまた勉強!?となりますが、今は簿記を勉強して本当に良かったと思います。入学前にはプレコースというのがオンラインありますが、簿記の基礎がないと、絶対ついていけなかったと感じました。簿記は仕事しながら勉強しており、当然、家族の理解がないとできませんので、いつも妻に感謝しっ放しです。
30歳を超えていまさら簿記か?と思われる方もいるかもしれませんが、私として非常に意味がありました。というのも、海外の販売会社にいた時は、マーケティングの立場として日々、社長と経理とP/Lの議論をしましたし、日本の時は限界利益、原価計算の議論がありましたので、まさに簿記の商業簿記と工業簿記は、仕事と関連しているものでした。
また簿記の勉強をしているうちに、自分がベンチャーで起業したと想定した場合に、経理担当とかいなければ、こういうのも自分でやらないといけないのか、と思うと、なぜか非常に自分ごととして捉えることができました。
簿記の勉強方法とスケジュール
勉強を始めたのは、結局9月中旬からで、試験が11月中旬だったので、勉強期間は約2か月です。ネットとかでは、2級・3級を取る時間は独学なら6~8カ月(350~500時間)、通学・通信講座なら3~6カ月(250~350時間)と書いていますが、私はあわせて100時間くらいではないかと思います。なぜそんな短期間でできたかというと、会社に10年以上務めたことで、簿記が非常に身近に感じたことがあります。今までやってきたことの頭の整理、みたいなところもあったので、簿記講座がすんなりと頭に入ってきました。
はじめは本で勉強しようかと思いましたが、ビデオ講座の方がやりやすいと思ったので、スタディングの通信簿記講座を取り、ビデオで受講し、問題をそこで解くといった形にしました。スタディングの通信簿記講座は、講義と問題がセットになっていますので、理解しやすくお勧めです。簿記は実際に自分で手を動かして、作成してみる時に、自分の理解度がわかるので問題演習が非常に大事だと思いました。
ちなみに2級、3級ともに100点中70点以上で合格ですが、私は3級が94点、2級が80点でした。2級のテストは第3問目が連結決算の問題だったのですが、異常な難しさで、ネットの感想を見ても「第3問目難しすぎ!」と書かれまくっていました。ただし、その問題の点数配分は20点ですので、たとえそれが全部解けなかったとしても合格できるレベルです。
私も解けなかったものが多かったですが、それでも合格しました。個人的には合格点が70点というのは低めの設定だと思いますので、最後まであきらめずに難易度の低い問題を確実に解いていけば、必ず合格できると思います。
MBA前に簿記はオススメ!
2級まで行くと、自分で決算時に損益計算書と貸借対照表が何となく作れるイメージがわきます。それを分かったうえで、会社の業績評価を見るか見ないかは全然違いますので、是非、興味のある方は簿記を取ることをおすすめします!
次回も、合格後の過ごし方についての記事、「グロービス体験談」です。