日本の製造業の課題とM&Aトレンド

2. 経営戦略
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独学MBAカリキュラムでは、MBAの内容を独学で学べるコンテンツ(Webページ、動画)10つのトピックに分けて紹介しています。今回は「日本の製造業の課題とM&Aトレンド」を紹介します。

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Sun
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参考書籍はこちら。業界ごとのM&Aトレンドを紹介してくれており、製造業のページを参考にしました。

1. 日本の製造業の現状

世界の実質GDPランキング製造業が占める割合をみていきましょう。

*国名(製造業が占める割合)、2017年のデータ

  • 1位:米国(約10%)
  • 2位:中国(約40%)
  • 3位:日本(約20%)
  • 4位:ドイツ(約25%)
Sun
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製造業は、日本のGDPの2割を占める重要な産業ですが、そのうち機械産業(自動車・家電など)が半分を占めます。

製造業が強くなった歴史

戦後、人口の急激な伸びとともに、日本の製造業は世界トップレベルになりましたが、その理由は2つあります。

1つ目は、下請け構造のピラミッドの中で、「独自仕様の部品」を供給してきたことです。製品に合わせてカスタマイズすることで、替えの効かない作り込みで複雑な部品や製品などを実現してきました。

2つ目は、日本人のメンタリティーに合っていたのですが、原料調達→製造→販売の流れの中で、製造(=モノづくり)に集中して磨きをかけてきたことにあります。ジャパンクオリティと呼ばれるような、質の高い製品を生み出してきました。

Sun
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しかしながら、時代が移り変わり、こうしたアドバンテージが段々消えてきています。

2. 日本の製造業の課題

日本製造業の課題は、大きく分けて2つあります。

1つ目は、他国の競争力向上です(=日本の相対的な弱体化)。世界各国の製造力が上がってきたことと、部品が標準化されてきたことです。先ほど日本のGDPの2割の半分を占める機械産業が影響を受けます。自動車は電動化によって部品数が減ってより簡略化されますし、家電もコスト競争力では他国に敵いません。

2つ目は、ビジネスモデルの転換です。日本の製造業は、モノづくりに特化してきましたが、これからはAppleのように企画力、ブランド力で勝負をして行かなくてはなりません。

3. M&Aが解決策になりうるか

M&Aが、日本の製造業の復権のための重要な手段であることは間違いありません。製造業に必要な3つのM&Aを紹介します。

①買収と売却の両輪で、コア事業に特化

先ほどの課題でビジネスモデルの転換を挙げましたが、強みを活かして新たなビジネスを作っていくことが必要です。このためには、コア事業と非コア事業を見極めて、リソースを集中していく「特化戦略」が必要でしょう。

②ビジネスモデルの高度化

こちらもビジネスモデルに関わるのですが、モノづくりにプラスアルファして、付加価値をつけていく必要があります。例えば、テクノロジーやプラットフォームを活かしたり、提案型ビジネスを実現するために、他業界のプレイヤーの買収が考えられますね。

③垂直統合

最近よくみられるM&Aなのですが、より顧客に近い領域への進出が考えられます。自動車部材メーカーを買収する素材メーカーが最近は多いです。より顧客に近いポジションを取ることで、企画型・提案型ビジネスへの強化を図ることができます。

Sun
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これ以外にも、海外進出のためのクロスボーダーM&Aや、日本国内の中小企業の事業継承型M&Aも、活発に行われています。

おわりに

今回の記事は、「日本の製造業の課題とM&Aトレンド」ということで、日本の製造業を発展させるためのM&Aをみてきました。

M&Aをもっと知りたい方はこちらの記事をどうぞ!

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