IE卒業生に、実際にかかった受験費用や留学費用をお聞きしました。答えていただいたのは、2020年にIEを卒業されたHayaさんです。
HayaさんのMBA留学は、コロナの影響が大きく困難な1年でした。その中でもしっかり得るものを得て、自身の立場や日本の立場を考えることができるようになったと、お話ししていただきました。今回の記事では、MBAの受験費用や、留学費用の実際を紹介します。
MBAの受験と留学にかかる費用とは?
私が実際に使った費用を紹介します。
MBAの受験には 、TOEFL / IELTS、Gmat、面接・エッセイの対策、キャンパスビジットなどの費用があります。MBA留学の費用には、学費(学校により奨学金制度あり)と生活費がかかります。私の場合、受験費用は総額150万円、学費は72,000€、生活費300万円でした。それに加えて、家族を日本に残して単身で渡西したため、日本での生活費もかかっています。
MBAの受験費用
ビジネススクールの受験は、TOEFLまたはIELTSのスコア、Gmatのスコア準備し、エッセイと面接の対策をします。私の費用の内訳は、TOEFL対策・受験に80万円、Gmat対策・受験に30万円、エッセイ・面接の対策に30万円でした。
TOEFL
一般的に、IELTSの方が点は取りやすいと言われていますが、MBAの受験を考えはじめた時に、TOEFLの方が汎用性あるかなと思い、 TOEFLを勉強し受験しました。そのため、IELTSの受験はしていません。
TOEFLの試験は、日本で3回、ポーランド(駐在先)で8回、合計11回も受けることになりました。
1年半ほどの勉強期間で、予備校AGOSに通いましたが、費用は1年で50万円でした。そんなお金払えないよ!と思うかもしれませんが、やはりTOEFLはそれなりに効率的な勉強方法があるので、プロにお願いするのが一番だと思います。50万円で1年間英語を総合的に鍛えてくれると思うとそんなに悪くないと思います。
GMAT
GMATが点数が伸びなかったので、私のようにならないように!という反面教師になればと思います。
GMATは1年間で5回しか受けれませんが、思うようにスコアが出ず、その後、IEが独自で行っているIEGATを受けて出願となりました。IEビジネススクールでは、少なくとも680点のGMATスコアが必要だと言われていますが、私は最高610点のスコアしか取れませんでした。
参考にしたのは、「アゴスのGMAT攻略本」「濱口塾の通信コース GMAT MBA.JPの授業・問題演習」です。GMATの試験に対する私のセンスのなさなのか、勉強不足なのか、なかなかスコアが出ませんでした。
エッセイとインタビュー
EssayとInterview対策については、TOEFLでお世話になったAGOSを引き続き利用することにしました。大阪校でお世話になった先生が紹介してくださったアドバイザー経由で、出願対策パッケージを申込みました。まずは日本人の先生に日本語で内容固めをし、その後自分で英訳したものを、ネイティブの先生に見てもらいました。
ポイントは、まずEssayで言いたいことを固め、そこで頭を整理し、英訳したものを、Interviewでもちゃんと言えるかどうかです。
EssayとInterviewの一連の流れは、自分のキャリアを考える最高の機会だと思います。自分の会社のことについても自然とよく調べることになりますし、自分は何したいのか、を考え頭を整理するきっかけとなります。
MBA留学費用と生活費
私が通ったIEビジネススクールの学費は、72,000ユーロでした(高いですが、どの学校もこれに近いでしょうか)。アジア圏での留学は比較的安い費用となりますし、オンラインMBAはもっとリーズナブルな価格になります。
留学中の生活費用は300万円以上になりました。家賃や食費、交際費、渡航費、保険などが生活費に入っています。。
おわりに
受験費用は、受験者によって全然違うと思います。私は、上記以外にもキャンパスビジットに行きました。ただ、抑えるところは抑え、必要な経費は払うことを意識したと思います。予備校にかけたお金は無駄ではなかったな、と今振り返ると思います。
こうした私のリアルな金額が、これから受験・留学される方々の参考になればと思います。