こんにちは。今日は留学で必要なお金関連の手続きやサービスを紹介します。両替、送金、銀行口座、クレジットカード、デビットカードについて、一通りまとめました。
追記:Wise(旧Transferwise)の新サービス「マルチカレンシー口座」を追記しました。
はじめに
留学中に、3つあれば問題ないと思います。
- プレスティア(SMBC信託銀行)
- Wise(旧Transferwise)
- 現地の銀行口座
では、1つずつ開設方法、利用方法を詳しく見ていきましょう。
1. プレスティア(SMBC信託銀行)
プレスティアは、留学生に最適のサービスなので必ず登録しましょう。口座さえ開けば、それぞれの通貨(17種類)の口座をまとめて持てるのが特徴です。そして、両替、送金、デビットカード、現金引き下ろしの全部がこのサービスで完結します。何より留学生であれば、これら全てのサービスが手数料無料です!(のちほど説明)
プレスティアの口座開設の流れ
SMBC信託銀行の支店、もしくはオンラインで口座を作りましょう。私はその場で完結させたかったので、支店で口座を開設しました。1時間ほどだったと思います。
紹介してもらえば5,000円キャッシュバックなので、知り合いに紹介してもらいましょう。
プレスティアでできること
お金周りのことは、手数料無料で全部できますので、一つ一つ説明します。
海外大学院留学サポートプログラム
留学生の場合は、通常は1,000万円以上預けていないと入れない「プレスティアゴールド」メンバーと同じサービスを、3年間無料で利用できます。これにより、留学中に使うサービス全ての手数料が、期間限定で無料になります。
留学生向けプログラム詳細はこちらから
両替
日本円から17通貨に両替できます。普通に両替すると手数料がかかるのですが、「期間限定のサービス」や「定期積立」であれば、手数料が無料になります。2020年12月30日までは、100万円以上両替で手数料になるキャンペーンをやっているようです。
送金
海外送金手数料が無料です。つまり、手数料無料で両替した外貨を、現地口座に手数料無料で送金できます。注意点が一つだけあり、現地口座を開いてから口座の登録ができます(当然ですが)。書類を国際郵便で郵送した気がするので、口座を作るときに手続き方法を聞いて、書類を入手しておくことをオススメします(こういう背景もあり支店で口座開設をオススメします)。
デビットカード
VISAのデビットカードを作れるので、到着したその日から現地通貨で支払いをすることができます。家族カードを1,000円で作ることができるので、2枚あると相当便利です。もちろん支払い手数料は無料です。
現金引き下ろし
現地のATMで、手数料無料で引き下ろすことができます。現地の大手銀行のATMであれば、大体どこでも使えます。手続き上、手数料は一旦かかるのですが、すぐに同額が口座に入ってきますのでご心配なく。現地口座にお金を入れたいときは、ATMでプレスティア口座から下ろして、現地口座にお金を預け入れることができます(海外送金の手続きが終わっていない時に便利、1日の引き下ろし額に制限あり)。
2. Wise
三井物産も出資しているサービスで、送金用に使います。特徴3つあり、日本語対応、1〜2日で日本の口座(日本円)から海外口座(外貨)ヘの着金が完了するスピードと、両替と送金手数料がかなり安いということです。
とにかく手続きが楽で、オンラインで完結するので最高です。住居のデポジットを支払う時に使うと思います。
アカウント開設の流れ
オンラインで全て完結するので、こちらからどうぞ。注意点は、サービスを使う前に本人確認を完了させることが必要で、郵送で届いた本人確認コードを入力しなければなりません。つまり、日本の自宅があるうちに手続きを完了させましょう。
海外送金方法
IBANという、最大34文字のアルファベット・数字からなる口座番号さえあれば送金可能です(メールアドレスだけでもいけるようですが私はやったことがありません)。
ネット上、あるいはスマホアプリで相手先の情報、金額を入れます。あとは必要な金額を、日本円で、指定された三菱UFJ銀行の口座に振り込んで完了です。
現在のステータスがリアルタイムで追えますし、あと何時間で着金とかがわかるので、とても安心です。
マルチカレンシー口座(新サービス)
これははっきり言って神サービスです!Wise内で銀行口座を持てて(口座オープンや維持は無料!)、資金の受け取りや送金もできるというFintechの究極に近い形が実現されています。デビットカードが発行手数料1,200円、維持費無料で使えるので、このカード1枚あれば世界中の通貨を自由自在に使えます。
Wiseマルチカレンシー口座では、50以上の通貨を保管し、必要なときにいつでも本当の為替レートでそれら通貨間で両替することができます。登録料、維持費は無料です。
英国ポンド(GBP)、ユーロ(EUR)、オーストラリア・ドル(AUD)、ニュージーランド・ドル(NZD) 米ドル(USD)、ルーマニア・レイ(RON)*、シンガポール・ドル(SGD)の通貨では、専用の口座番号、銀行口座情報が発行されます。 (その他の通貨でもご利用いただけるよう、努めています。) これらの口座情報を友人や法人、顧客などに伝えることで、米国、英国、ユーロ圏内、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールで資金を受け取れます。
Transferwise
3. 現地の銀行口座
スペインIEのケースを説明しますので、他校の方はご参考まで。現地についたら、銀行口座の開設が必須です。なぜなら、光熱費やジム、Wifiや携帯料金、子供の学費などは口座引き落としで行われるからです(口座がないとNG)。
IEの場合、メガバンクのSabadell銀行の口座を学校からオススメされます。英語が通じる学校近くの支店も紹介されますので、そちらに行きます(向こうもIEだといえば慣れているのでスムーズ)。到着後にすぐ作ります。家が決まっていなくてもホテルの住所で口座を開設し、書類もそちらで受け取りました(住居が決まったら変更)。
現地口座でできること
口座引き落とし
先ほど説明したように、口座引き落としの支払いができるようになります。
キャッシュ引き出し
プレスティアでもできますが、手数料無料で現金を引き下ろすことができます。
カード
クレジットカードとデビットカードが入手できます。私の場合は、日常の支払いは全てSabadellのデビットカードにしていました。
理由は2つあり、Applepayが使えるため、スマホのタッチ一発で支払えること(財布を出す必要がない。防犯上もGood、99%の店でカードが使えます)、デビットであれば不正使用があっても口座に入っている分しか被害がないということです。クレジットはそもそもActivateせずに自宅に眠っています。
友人とのお金の貸し借り
飲み会やパーティなどでお金の精算が発生すると思います。Sabadellであればスマホアプリで送金できますし、口座番号を伝えれば同級生も送金してくれます。Transferwiseで現地口座を開けば、そちらに振り込んでもらうことも可能です。
その他
私の場合、プレスティア、Transferwise、現地銀行口座の3点セットで、困ったことは1回もないです。最悪何かあっても日本のクレジットカードが使えますし、ソニー銀行の「Sony Bank WALLET」を3点セットにプラスして使っている方もいるようです。
おわりに
私の体験談が、少しでも参考になると嬉しいです。条件などは変わる場合があると思うので、必ず公式サイトをチェックすることをオススメします。