IE卒業生に、IEってどんなところ?をインタビューしました。答えていただいたのは、2020年にIEを卒業されたHayaさんです。
HayaさんのMBA留学は、コロナの影響を大きく受けました。困難な1年でしたが、しっかり得るものを得て、自身の立場や日本の立場を考えることができるようになったと、お話ししていただきました。
今回は、IEビジネススクールについてのインタビュー内容を紹介します。
前回の記事はこちら(MBA卒業生インタビュー:MBA留学のメリット・デメリット)
IEビジネススクール
私のMBA留学したのは、IEビジネススクールです。1年制のフルタイムMBAのプログラムを修了しました。IEのコンセプトは、以下3点が特徴的です。
IEはMBAのプログラムのある学校の中でも、アントレプレナーシップ教育に力を入れています。また、IEの学生は90%以上が留学生で、世界中から学びにきた同級生と過ごすプログラムは、とても刺激的でした。
IEのプログラム
IEのプログラムは、他の学校と同じように、ビジネスの基礎知識、リーダーシッププログラム、テクノロジー系のプログラム、アントレプレナーシップのプログラムを、必修科目のTerm1-2、Lab Period、Elective Periodのカリキュラムで進めていきます。
ビジネス基礎
会計やファイナンスについては、数字や管理に強い日本人は得意な分野かと思います。ただ、基礎知識のため、教科書で十分できますし、日本語で受講できるのであれば、そちらの方が効率的だと思いました。
リーダーシップ
リーダーシップのプログラムでは、様々なテーマをクラス内で議論し、自分の意見を発信していきます。正解のないテーマに対して、英語で議論することは、日本人が最も苦労する分野だなと痛感しました。それと同時に、クラスメイトの発信力の強さも感じました。リーダーシップは授業だけじゃなく、グループワークや日常生活でも常に問われていると感じました。
テクノロジー系
必修科目とTech Lab(Lab Period)で学びましたが、授業内容は広く浅くでした。今まで使ったことのないアプリに触れる機会も多くありました。深く学びたい分野は、Electiveの授業を活用したり、周りにはTech MBAとのデュアルディグリーを取る同級生も一定数いました。
アントレプレナーシップ
アントレプレナーシップのプログラムは、実際に自分たちのプロジェクトで進めていきます。プロジェクトを進めつつ、教授(ほぼ全員が起業家か投資家、あるいは両方)が講義をしてくれたり、適宜アドバイスをくれたりします。起業プロジェクトを進める中で、まず動くことの大切さ、自分らしさとは何か、自分が提供できるもの、発信できるものは何かと、たくさん考えさせられました。
また、スタートアップは仲間と行うことも多いです。ダイバーシティのチームでは、様々なドラマがありました。大変でしたが、楽しかった思い出です。
IEのカリキュラム
私の受講したフルタイムMBAのカリキュラムです。コロナ禍で特別な部分もありましたが、基本的には下記の通りです。希望者は、延長プログラムを受けることができます。
おわりに
IEを卒業して思うことは、授業だけなら学費は見合わないですが、1年間の留学生活で学費以上のものを得たと思っています。クラスメイトの多くが優秀であり、その中で自分も向上できたこと。自分の価値観にとらわれず、違いを楽しみ、挑戦するような日常を得たこと。自分のポジションや強み・弱みなども見えてきました。
欲を言えば20代後半に行きたかったなと思いもありますが、楽しくも大変な、怒涛の1年間でした。
今回は、IEビジネススクールの様子について教えていただきました。次回は、受験費用や留学費用の実際を、伺いたいと思います。
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