アラサー公認会計士の転職:総合商社内定!

⑤卒業後
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総合商社への転職を検討されている方、以下のような悩みをお持ちではないでしょうか?

  • 総合商社への転職活動はどんな感じ?
  • 総合商社への転職は難しい?
  • 公認会計士の総合商社への転職を知りたい

今回はそんな悩みにお答えするために、監査法人から総合商社へ転職を成功させた佐藤さん(仮名)にインタビューしました。転職活動のリアルを語っていただきましたので、とても参考になる内容だと思います(本人の特定を防ぐため、一部の情報を曖昧にしております)

自己紹介

佐藤
佐藤

公認会計士の佐藤(仮名)です。公認会計士として監査法人で5年ほど働き、総合商社へ転職しました。私の体験談が皆様の参考になれば幸いです。

転職について

転職活動を始めた理由としては、①事業会社でのキャリア構築、②年収アップ、でした。そのため、業界は総合商社一本、しかも7大商社に絞って応募をしました。

①事業会社でのキャリア構築:私は社会人になってから公認会計士試験に合格したこともあり、監査の道でキャリアを突き詰めるよりも、公認会計士×事業会社のキャリアを描くことを従来から志向しておりました。監査法人での業務を5年程度経験したタイミングで、事業会社への転職を決意し、経理職→将来的にはCFOの道を歩むことを考えました。

②年収アップ:監査法人ではざっくり600-700万円程度頂いておりましたが、総合商社であれば2倍近く狙えることから、キャリアだけでなく年収面でもジャンプアップを狙いたいと思っておりました。

転職の戦略

自身のスペック(=強み)として、①公認会計士としての専門性、②事業会社向けの社員教育に携わっていたことを作成していたことをアピールしました。応募したのは全て総合商社の経理職でした。

専門性について、公認会計士としては5年程度のキャリアしかないが、スタッフ数名をマネージメントしながら監査業務を遂行していたこと(マネジメント)、先輩会計士が急遽退職した際に、自分のレベルからは相当ストレッチした業務を請け負っていたこと(当時は死にそうでしたが)をアピールしていました。事業会社向けの社員教育については、自身が事業会社に入社後に活かせる経験であることを、具体的に語るようにしました。

結果

7大商社のうち6社の選考で落ち、最後に残った1社から内定をもらうという、ギリギリの結果でしたが、転職後の平均年収は1.5〜2倍までアップしました。

結果
  • 書類選考は全通過、面接は一次落ちが数社、二次落ちが数社、最終までは1社のみの通過
  • 社員面談→7社で10名程度
  • キャリアコンサルタント→1社活用。直接応募した会社もあり

具体的な選考の流れ

どの企業も大体下記の通りです。

具体的な選考の流れ
  1. エントリー&情報収集
  2. 書類選考(職務経歴書、履歴書、志望動機)
  3. WEBテスト(計数、言語、英語、適性検査)
  4. 面接(3〜4回)
  5. 内定

①エントリー&情報収集

7大商社に絞っていたことで、業界研究や情報収集は効率的に進めることができました。デスクトップリサーチで仮説を構築し、社員面談でその仮説を修正する、ひたすらそれを繰り返しました。

一番効果的だったのが、直近で総合商社に転職された方のサポートです。総合商社の選考および業務の両方を理解しており、さらには転職者の活躍(サバイブ?)方法を一番考えている方の意見は、何事にも変え難い内容でした。

②書類選考

自分で作成をした後に、①キャリアエージェント、②社員訪問、③上記の総合商社への転職者の方に意見を聞きながら、解像度をとにかく上げていくことを意識しながらブラッシュアップしました。

③WEBテスト

最初は苦労しましたが、複数社を短期間に一気に受験することが重要だと思いました。問題のパターンは限られており、何社も受けていれば重複する問題が出てくるので、落ち着いて解くことができました。

④面接(会社によって3〜4回)

一番苦労した部分です。これはもう想定問答を作成して練習すること、練習や本番の面接のたびに想定問答をブラッシュアップ/拡充させていくしかありません。

転職活動の反省

7社中6社は落ちてしまい、最後の1社から内定をもらったというギリギリの結果でした。以下、順不同に転職活動を振り返ります。

要因
  • 最初はボロボロ、状況が変わったのは、商社に転職された先輩にサポートいただいたことです
  • 先輩の指導により書類は全て書き直し笑、Webテストも真剣に勉強し直し、面接練習も何十回やったか記憶にありません笑
  • 短期間で7社も受けていると嫌でも上達します。仕事と並行するのは難しいですが、短期間は転職活動にリソースを投下すべきかと思います

おわりに

私の体験談が、今後MBA関係者、そして転職をされる方の参考になれば幸いです。

編集局
編集局

貴重かつリアルなお話、ありがとうございました。

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