今回はMBAでとても多くの時間を過ごすことになるグループワークについて考えたいと思います。特にPeriod1(3ヶ月)の最初の固定グループに焦点を当てていきます。
固定グループとは?
大体の学校は、最初の必修科目の期間は、決められたメンバーでグループワークに取り組むことになります。IEの場合はPeriod1、Period2でそれぞれ5〜6人の固定グループが学校から指定されます。国籍、性別、バックグラウンドなど全てバラバラになるように考慮されます。
私のPeriod1のメンバーは、ロシア系米国人、豪州人(ほぼ米国人)、イタリア系アルゼンチン人、コロンビア人、ペルー人、私の6名でした。バックグラウンドもエンジニア、スタートアップ、ファミリービジネス、金融、マーケティング、メーカーと全員バラバラです。
実際どんな感じなの?
上記のメンバー構成を見ればわかりますが、ダイバーシティに富んでいることがわかります。実際どんな感じなのか、私のTweetも引用しながら紹介したいと思います。
最初が信頼を勝ち取るための勝負どころだと思ったので、とても緊張しながら参加していました。グループ発表がされた初日にみんなでご飯を食べに行ったのですが、何を話せばよくわからず、適当にやり過ごしていたのを覚えています笑。
最初の1〜2回のグループワークは正直圧倒されていてなかなか貢献できなかったのですが、メンバーの一人がホワイトボードに書いてくれていたので、抜けてる論点がないか、ロジックに飛躍がないかを見極めて発言し、地味ながら貢献するようにしていました。
3回目くらいのグループワークで意を決して議論をリードしてみましたが、意外とうまくいき、自信がついたのを覚えています。
科目が10個弱あるので、科目ごとに担当を決めて、効率的に回していくグループが多いです。我々は授業別ではなく、やる気や能力、負担感を加味しながら、課題別(レポート、プレゼン等)に担当を2〜3名つけて、担当を中心に回していくスタイルに変更しました。
英語力の問題から、準備不足で臨むと大変なことになります。
やりたいことは何でもトライできるのがグループワークのいいところです。とはいえ、周囲のメンバーに協力を仰ぐことになります。
たまに違うグループで取り組むと、学べることも多いです。
Period1は個人プレゼンは一つもなく、全てグループプレゼンでした。
週末は皆がよく旅行に行くので、大変な週末もあります。
上記のグループプレゼンの顛末です。
終盤になると慣れてくるので、良い面と悪い面が両方出てきました。
学んだこと
たくさんありますが、主なところを紹介します。
・時間軸の違いは全然違う。遅刻は当たり前だし、早めに取り掛かって何度も打ち合わせする日本人と違って、直前に驚異の集中力で仕上げていく。
・英語の不自由さはハンデでしかない。とにかく事前に英語力を最大限高めておくこと。とはいえ、ハンデをカバーするための工夫は必要(ホワイトボードを使う等)。
・まずは何でも良いのでチームの信頼を得るのが第一歩。徐々に自分なりの貢献の仕方や役割がわかってくる。
おわりに
留学も海外で働いた経験もない私ですが、仕事での経験を活かしながら、何とか乗り切りれたのかな、と思います。最後は私の家で寿司作りパーティを開催して、グループは解散しました。
参考資料
グループワークに関して、私が参考にした書籍やWEBサイトを紹介します。
①グループワーク体験談(わかりやすい)
熊のカリフォルニアMBA留学記
②グループの役割や進み方を詳細に分析されています(すごい!)
http://mashiyoshi.hatenablog.com/
③国ごとの文化の違いを、8つの観点から見える化したベストセラーです。