ケーススタディ解説:ウォルマートのケースを実際に解いてみた

⑨ビジネスゲーム
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MBAの醍醐味であるケーススタディ。留学前に、不安な方も多いと思います。しかし、ケースとはどういうものなのかを事前に学べば、恐れることはありません。そんな悩みにお答えするため、2020年8月に「ケーススタディ攻略セミナー」を開催しました。

ケーススタディとは?に始まり、事前配布したウォルマートのケースを解説し、さらにストラテジーゲームの無料体験を実施しました。

Sun
Sun

今回の記事では、セミナーの内容をくわしく紹介します。

ケースメソッドとは?

ハーバードビジネススクール(HBS)が有名ですが、「ケース」と呼ばれる、ある個人や組織の特定の課題について書かれた10数ページの教材を使って行われる授業です。

事前にケースを読み込んで授業に参加し、教授はファシリテーターとして、「あなたがケースの主人公だったらどうしますか」ということを学生に徹底的に考えさせるように、議論をリードしていてきます。

*ケースメソッドについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を先にどうぞ〜

ケース解説セミナーを開催

欧州トップスクールのMBA合格者受験を検討している方に参加頂きました。

有料のビジネスゲームと同様、セミナー中はワイワイ意見をシェアしたり、終了後も、情報交換や雑談タイムを設けて、楽しい時間を過ごすことができました。

Sun
Sun

それでは、セミナーの内容をくわしく説明していきます。

ケーススタディとは?

まず最初に、ケースで押さえるべき3つのポイントを参加者の方に紹介しました。

主人公の立場で意思決定

ケースでは主人公になりきって、自分ならこうする!という意思決定が求められます。さらには、自分の意思決定を、意見+理由+具体例の3点セットで、的確に説明することが必要です。在学中には100〜数百本のケースを読むと思うので、大量の意思決定を擬似体験することができます。

ケースは事実しか書かれていない

これは意外に知らない方も多いかも知れませんが、ケースには事実しか書かれていません。言い換えると、ケースを作るときに製作者の解釈が入ってはいけないのです。なので、ケースではファクトをまずは押さえ、自分なりに解釈していくことが必要になります。

問題を設定し、解決策を策定する

ケースの予習のゴールは、問題を設定し、解決策とアクションまで落とし込むことです。主人公の抱える問題を特定することが何より重要です。

ウォルマートのケース

セミナーでは、ウォルマートのケースを元に解説しました。授業で扱ったケースをもとに、私がオリジナルで作成したものです。ケースを読むときは、まず最初と最後の段落を確認しましょう。

ケース冒頭

1992年、ウォルマート創業者のサム・ウォルトンは、大統領自由勲章を受章するという知らせを受け取った。「ずっと競争だったな。ここまで、長い道のりだった…。」と、彼は過去を振り返っている。彼の人生は、「世界一の小売チェーン」と共にあった。

ケース最後

サムは長い回想のあと、部屋で一人つぶやいた。「小売業界で勝ちづけるのは本当に難しい。小売業界のKSFとは、何なのか?ウォルマートの競争優位性は何か?競争優位性は維持できるのか?次にやるべきことは何か?こうした問いを考え続けなければいけない」。

今回の課題は、「小売業界のKSF、ウォルマートの競争優位性」を特定し、「競争優位性を維持する」ための解決策(戦略)とアクションプランを考えることだとわかります。

Sun
Sun

実際に使ったウォルマートのケースの一部を公開しているので、ぜひ考えてみてください。内容やケースの構成は、授業で使う教材と全く同じにしてあります。

有料セミナーでは、下記のような学習スライドで5ステップを詳しく説明しており、さらにはゲームで楽しく体感できるようになっています。

ケースで避けるべき落とし穴

ケースはとても良い訓練の場ではありますが、本番ではありません。また、自分に知見のないケースでは、状況を想像するしかないので、リアリティに欠けます。ほとんどの人が表面をなぞるだけで学んだ気になってしまいます。それは絶対に避けるべきです。じゃあどうしたら良いのか、解決策は二つあると思います。

一つ目は、同級生や経験者から学ぶこと。クラスでのディスカッションは、考えを深めていくのにぴったりです。また、関連する資料や動画を自分で読んだり、詳しい人に話を聞くことも大切です。

二つ目は、MBAの授業でよく使われるような、シミュレーションゲームで学ぶことです。IEビジネススクールでも、各科目でシミュレーションゲームやボードゲームをたくさんやりました。「ゲームで体感することで内容が腑に落ちた」。これがゲームを開発したきっかけです。

ストラテジーゲーム体験

セミナーでも、ゲームの一部をプレイしてもらいました。ケースで学んだ内容を、「米国小売チェーンの創業者」として体感できます。サム・ウォルトンが創業した1950年代からスタートし、店舗の出店や物流センターの開発、オペレーション改善などを通じて、会社を大きくしていくのがゴールです。

*実際のゲーム画面(米国の各地域で出店していく)

参加者の方からは、「ケースの読みが浅かった」、「ゲームで体感することで内容が腑に落ちた」といったうれしい感想を頂きました。

有料セミナーでは1950年〜2040年まで、米国の実際の出来事を体感しながらプレイすることができます。途中でAmazonのミニケース*を読んで、EC化の波にどう対応するかということまで学べます。EC化にうまく対応できないと、ゲームで負けてしまうので、皆さん真剣にプレイされています。

*1〜2ページの短いケース。事前に読んだケースを授業で議論し、途中で追加情報が与えられるパターンや、授業中に短時間で読まされて、ディスカッションするパターンがあります。

セミナーを終えて

このようにして、ケースの読み方+実際のケース+ゲームで体感という、無料セミナーを1時間で開催しました。かなり駆け足でしたが、有料版のストラテジーゲームでは、2時間かけてじっくりと体験することができます。資料もゲームの前と後にじっくり読むことができますし、定期的にアップデートされるため、一度参加すれば常に最新版を閲覧可能です。

まとめ

ケーススタディはMBAの醍醐味です。多様なバックグラウンドを持つ同級生と議論をし幅広い視野を手に入れたり、リーダーとして意思決定をするよい訓練です。

一方で、予習や授業中の負荷の大きさから、全員がケーススタディに苦められます。私からのお願いですが、一度で良いので、ストラテジーゲームに参加して欲しいです。

ケースとは何かを理解し、読み方のコツ、解決のステップを学ぶと、留学中に読むであろう100〜数百本のケースの予習が圧倒的に効果的・効率的になります。一番受けて欲しいのは、留学直前の私です笑。

MBA留学の学びを最大化するために、ウォルマートのケースを題材にしたゲームで、楽しくケースの読み方を学んでみませんか?現役MBA生の私が自ら、全力でファシリテーションさせて頂きます。オンラインで2時間という気軽さ満点の内容になっています。

MBA留学を検討している方、留学前の方、留学中の方、卒業後の方、MBAは考えていないがビジネスを学びたい、戦略に興味がある、という方は是非!!

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