MBA留学成績公開!Period1の授業(IEビジネススクール)

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今回は「MBAって何を学ぶの?」という質問に答えるべく、Period1についてのそれぞれの授業についてのコメントと、自分の成績を紹介したいと思います。もし純ドメがIEに入学したら、どれくらいのポジションになるのかの参考になればと思います

HAYA
HAYA

この記事のライター(HAYA):2020年1月にIEビジネススクールに入学。Lab PeriodではTech Labを選択。卒業間近のVenture Dayでファイナリストに残り、日本人過去最高の3位を獲得。

成績は相対評価で決まる

まず成績の評価ですが、基本全て相対評価で、下記グラフの通り、上位15%がHonors、15%-50%がExcellence、50%-85%がProficiency、85%-100%つまり下位15%がPassのGradeを受けます。またPassも取れないFail(落第)がありますが、これは出席してないとか、課題をやらなかったとかなので滅多にいません。


また成績は、グループ課題・個人課題・Class Participation(授業でどれだけ貢献したか=手を挙げて意義ある発言をしたか)で構成されるので、日本みたいに期末試験が全てみたいなわけではありません。どの比率が大きいかどうかは授業と先生によりますが、平均するとざっくり3等分といったところでしょうか。

それでは以下の通り、Period1の授業と私の成績を公開します。

Financial Accounting   <Proficiency>

いわゆる財務会計の授業です。財務三表(損益計算書P/L、貸借対照表B/S、キャッシュフロー計算書C/F)の作り方・読み方を学び、財務分析を行います。P/LとB/Sは私は日本で簿記をとっていたので、かなり救われました。日々の宿題も自分が率先してエクセルを作成し、グループメンバーに共有することが多かったです。

しかし!キャッシュフローと財務分析(主に比率分析・企業分析)は簿記の範囲外で、期末試験はその二つが対象で、試験で痛恨のミスをしてしまい、成績は悪くなってしまいました。また私のグループのプレゼンは、レアルマドリードを扱い、私はメインの担当ではありませんでしたが、正直私のグループのプレゼンが良かったわけでもなかったので、それも良くない成績の一因になったと思います。この成績は、Period1で一番悔しかったです。

Managerial Economics  <Honors>

マクロ経済学とミクロ経済学を学びます。あまり事前に読む課題などはなく、授業を必死に食らいつくというのが大事なクラスでした。なお私の場合、英語で授業を聞く前に、日本語の教科書を先輩からもらったので、それで予習をしていたりしました(そっちの方が効率的でした)。

内容的には経済学を学部生時代に習っていれば、あまり新しいことはないのかもしれませんが、海外MBAとしての醍醐味は、マクロ経済で国ごとの事例が出た時に、それに対して自国の生徒が意見をいって議論を交わすことでした。このクラスで私は強く日本を意識させられましたし、日本経済について真剣に考える良い機会となりました。

成績のメインは中間テストと期末レポートです。私は法学部出身で経済出身ではなかったですが、このクラスでHonorの成績をとれたのは大変嬉しかったです。

Marketing Management <Excellence>

いわゆるマーケティングの授業です。セグメンテーション/ターゲティング/ポジショニングから、4P分析、ブランド戦略、チャネル戦略などを学びます。また需要の見方、価格の決め方など数字を扱うこともありました。私はマーケティング出身だったこともあり目新しいことはなかったのと、教授がマーケティングと関連付けて、非常に際どい事例をあげたりしていたので、生徒からの評判が非常に悪かったです。他のセクションの先生はとても良いと聞いたので私のセクションは大外れだったと思います。

基本的には事前にケースを読んで、授業で議論をするスタイルですが、進行がそんなにうまくない割に、中間と期末テストは数字を使ったそれなりの計算が必要なものだったので馴染みがない人にはかなり不満があったと思われます。期末試験は4時間でケースを読んでEssayを書くので私はどうしても英語で上手く書くことはできませんが、私自身マーケティング出身ということもありExcellenceがとれました。

Leading People & Teams <Proficiency>

いわゆるリーダーシップ論を学びます。これぞケースメソッド、MBAの醍醐味といった感じで事前にケースを読んで、授業で意見を交わすというものです。毎回ケースが具体的なシチュエーションが描かれており、どっちが良いともとれるような内容で、「あなたならどうするか、その理由は?」というのをクラスで議論します。

内容的には、自己分析評価、上司と部下の上手くやる方法、モチベーション、組織改革のリーダーなどです。個人的には色んな生徒の発言が聞けて面白かったですが、白熱する分、私にとってClass Participationは非常に難しかったです。

グループプレゼンもあって私達はマイクロソフトを取り上げました。私はこのグループ課題をメインで行いグループ課題自体の評価は悪くなかったのですが、期末試験がケースを読んでエッセイを書く5時間のテストで、やはり英語のWritingはあまり上手くかけなかったようで、またClass Participationの評価も悪かったので結果的に成績は良くなかったです。

Data Analytics for Decision Management <Honors>

これは回帰分析を行って見通しを立てたり、Decision Treeを作成してEMV(Expected Monetary Value)を計算して最適な選択肢は何か、などを学ぶものです。この授業は統計学・確率の知識が前提になっているので、事前に統計学を勉強してい良かったなと思います。また試験などではエクセルを利用したりしませんでしたが、基本的にエクセルの知識もないと授業にはついていきにくいと思います。

この授業を通して私は数字・ロジックが得意の方なのかなと思いました。グループ課題もありましたが、私とインド人のクラスメイトが担当し、与えられた問題をエクセルで解いて分析するというものでしたが、グループ課題の評価も高かったです。Class Participationは得意な方ではなかったですが、ちょっと難しめの質問に一言発言すると先生が評価してくれたので、最終的にHonorの評価を頂けたのだと思います。

Innovation to Digital World <Proficiency>

最近のテクノロジー・イノベーションを広く浅くざっとおさらいするというものです。企業でいうとGAFA、アリババ、テンセント、Netflixなどの事例をあげ、Key Wordでいうとプラットフォーム、サブスクリプション、ブロックチェーン、ユーザーエクスペリエンスやアジャイル開発などです。

テクノロジー系が好きな人にはあまり目新しいことはありませんが、この分野はみんな好きなので、授業で発言するのは難しかったです。また教授も変わってて人間的に面白そうなのですが、授業が全体的にフワフワしており、生徒からの評価もあまり高くありませんでした。

中間グループプレゼンとして私達は、会計ソフト会社のIntuitを扱いました。このクラスは期末試験もなく、期末グループプレゼンだけで私達はドイツ銀行・ブロックチェーンを扱いましたが、私はメインの担当ではありませんでしたが、内容的にもそんなに良くなかったのであまり良い成績ではなかったのかなと思います。

Entrepreneurship Mindset <Excellence>

IEの看板であるアントレプレナーシップ(起業家精神)について学びます。Mindsetなので、まずは課題発見やプロセスに重点を置き、ソリューションや実際の提案についてはPeriod2のEntrepreneurship Venturingというものに引き継がれます。この分野で有名なLean StartupやPivot、MVP(Minimam Viable Product)などを学び、課題発見はどのようにして生まれかなどを議論しました。また資金集めのデモをしたりして私の知らない分野で面白かったです。

成績のメインの一つであるグループ発表は、グループで課題を一つ決め、顧客発見のプロセスを発表する展示会を行うというものでした。私たちは空港での待ち時間の不満について取り上げ、空港にいってインタビューしたり、アンケートとったり、私はビデオを作成する担当をしたりして、それなりの負担はありました。このグループ発表は、最終的にロジックの通ったわかりやすいものができたので成績も良かったのだと思います。

Behavioral Fitness <Excellence>

これはソフトスキル関連の授業で、3つの授業で構成されていました。

  1. Building High Potential Teams 自分の特性を見極める
  2. Creating a Leader Vision 自分の成りたい姿は何かそのために何をすべきか
  3. Communication for success プレゼンスキルをあげる

1は性格診断みたいなもの、2は自己啓発に近く志について考える、3は実際にプレゼンをしてビデオに撮られ、みんなの前で流してどこが良いか悪いかの意見を言われるという公開処刑みたいなもので、私は嫌でした。笑。それでも日本では中々やらない教育だと思うので勉強になりました。なぜExcellenceをとれたのかは謎。授業自体は事前課題もほぼなくて、一番ゆるかったです。

おわりに

総評すると、Financial Accountingは非常に悔しいを思いをしましたが、他は想定通りの成績だったかなと思います。最初の1ヶ月で、Class Participationが上手くできなくてつらい思いをしてこのままだと落ちるんじゃないかと思ったわりには、Passの成績もなく良かったのですが、全く満足できるレベルではないので、Period2はもっと頑張りたいと思います。

HAYA
HAYA

*追記:後に全体のランキングもわかり、私は上位25%くらいの位置にいました。

グループワークについては、私のグループはカオスで上手くいかないことが多かったのですが、それを本当に面白くしたスタンフォードの学生が作った動画がありましたので共有します。動画を見た時は笑ってしまいました。今はPeriod2でオンラインでこのようなDynamicさもなく、カオスなグループワークがもはや恋しくもあります笑。

HAYA
HAYA

次回の記事は、Period1のちょうど期末試験の時期に起こったコロナの大流行と、ロックダウン、緊急帰国までを振り返ります。

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