「留学前には寿司スクールに通え」だとか、「みんな異常なくらい寿司が好き」だとか、「寿司があればクラスのヒーローになれる」だとか、皆さん一度は耳にしたことがあると思います。
本当なのか?と思いますよね。事実です。
今回は、みんな寿司がどれくらい好きなのか、寿司パーティはどうやって開催すれば良いのかを、マドリードの例を紹介したいと思います。
はじめに
実際留学に来るとわかるのですが、もう本当にみんな寿司が大好きです。日本食レストランに寿司食べに行こう!というとみんな群がるように参加しますし、ましてや家で寿司作ろうよ!と誘うと、「Unbelievable!」とか、「Amazing!」、「I love SUSHI!」という感じになります。
準備編
まずはメンバーと日程を決めましょう。全員に寿司作りにトライして欲しいので、数人規模で開催するのがベストです。
用意するもの
- 米(寿司向けでも普通の米でもOK)
- 酢
- 醤油
- わさび
- 海苔
- 魚(のちほど説明)
- 野菜(かっぱ用のきゅうり、サーモンと一緒に巻くアボカドなど)
- その他(アルコールやつまみなど)
寿司用の巻きすだれは日本から持って行きました。
マーケットへ買い出し
マドリードの中心には、チャマルティン市場があるので、そちらで魚を購入しましょう。IEから車で10分、電車+徒歩で20分ほどの距離です。
チャマルティン市場にはいくつか魚屋があるのですが、2FのErnesto Prieto(エルネスト・プリエト)という店が一番オススメです。
マーケットは平日の昼と夕方、土曜日の昼が空いているので、寿司パーティをやるなら、平日ディナーか土曜日のランチに開催することになります。
お店に行って、「Para Sushi(寿司用)」というと、骨や皮をはいでくれます。サーモンとマグロ(たまにトロや大トロ)を購入しています。サーモンの方が皆好きですし、単価が安いので、サーモンを多めに買うと良いです。
開催中
ステップに沿って説明します。
- 手を洗ってもらう(作る直前にもう一度)
- 最初はビールとつまみで乾杯
- 寿司の作り方をYoutubeで見る(説明が面倒なので流していますが、みんな真剣に見ます笑)
- 刺身でまずは魚をテイスティング(その場で切ってあげると盛り上がります)
- 寿司を作る(細巻きを作ります)
順番に作って、誰がうまいとか下手とかで一盛り上がりします。必ずお前(私のこと)が作れ!本物の寿司を食べさせろ!という流れになるので笑、それらしく作ってあげましょう。みんな自分が作っている写真や動画を撮っていて、すぐにインスタに上がってきます。
酢飯を作るところも、みんなの前でやると盛り上がります。力自慢の同級生に、お前の仕事だ!と言ってうちわで扇がせて、もっと早く!とか言うと盛り上がりますね。
カナダの同級生一家と寿司パーティをやった時は、4才の子に寿司を作らせてあげたのですが、とても楽しかったみたいで、両親にその後めちゃくちゃ感謝されました。子供から大人まで目を輝かせるのが寿司の力です。
寿司のネタは、かっぱ巻き(きゅうりとゴマ)、サーモン(+アボカド)、鉄火巻き(マグロ)などが定番です。最後のデザートは、アイスクリーム+白玉+あずきを、日本茶と一緒に出すことが多いです。
コスト的にも、一人当たり10〜20€でおさまるので、普通に飲み会するよりもずっとリーズナブルです。
おわりに
プレゼンやスピーチと同じで、寿司パーティはやればやるほど上手になります。そんなに盛り上がる?(笑)と言うくらい、とても盛り上がると同時に、とても感謝されるので、留学中は寿司パーティをガンガン開催してみてはいかがでしょうか。