MBA社費留学:社費就活のリアルを紹介します!(MBA卒業生インタビュー)

③留学中
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社費MBA留学を目指している方や、社費留学中の方、以下のような悩みをお持ちではないでしょうか?

  • 社費生って就活するの?
  • 社費生の就活って実際どうなの?
  • 留学費用の返還についてどう思う?

今回はそんな悩みにお答えするために、スペインMBAを卒業されたばかりのTさん(仮名)にインタビューしました。社費就活のリアルな体験談を語っていただきました。

編集局
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社費MBA生の全ての方に参考になる内容です。それでは、はじめます。

自己紹介をお願いします。

こんにちは、Tです。日系企業に10年ほど勤務した後にスペインのビジネススクールに留学しました。海外進出に携わっていた中で、グローバルビジネスの理解や異文化コミュニケーション力が不足していると感じ、社費選考に応募しました。

選考では、自分のやってきたこと(現在地)とやりたいことのGAPを埋めるためにMBAが必要なんだ、それが自分のためだけでなく会社のためにもなるんだ!という内容を、ロジックを緻密に練り上げた上で、パッションを持って伝えました。本気度を見せるために、TOEFLも選考までにある程度のスコアを出せたのもよかったと思います。

参考記事:Tさんのアプローチに近い内容です

就活をしようとしたきっかけは?

世界中の多様な同級生と話す中で、世の中には本当に多様なキャリアがあるということ、自分自身でキャリアを切り開いていく醍醐味を改めて実感し、今の会社に戻るという選択肢が本当にいいのか?、別のキャリアを検討した方がいいのではないか?、と思うようになりました。つまり、自分の進路について、複数の選択肢を持った上で決めたいと思ったのです。

また、今の会社の制度ではMBAを取得しても給料が上がらないというのもありました。関連して、自分が市場でどのような評価をされているかを知っておきたいというのもありました。

ただ、今の会社に不満があるわけではなかったので、待遇は今の会社と同じかそれ以上、今の会社よりもグローバルに働ける、将来を見据えてよりデジタルに近い業界をみていました。

社費生の場合は、今の会社に内定を持っているという状態なので、あまり手を広げず、業務内容や待遇など、自分が納得できる少数の会社に絞って、コンパクトな就活を心がけていました。ちなみに、内定まで全てオンラインで完結しました。

どうやって就活をしましたか?

学校のキャリアプログラムに参加して、Linkedinを充実させたり、キャリアについて考えてはいました。実際にはよくわからないので笑、ビズリーチに登録をしたのを覚えています。ビズリーチに登録すると、MBA生であれば会社から直接、あるいはエージェント経由でスカウトが大量に来ると思うので、自分が良さそうだと思う求人については話を聞いたりしていました。

また、アルムナイ経由で行きたい会社にコンタクトをとっていました。みなさん大変協力的で、話を聞いていただいたり、選考のサポートをしていただきました。感謝の気持ちで一杯です。

途中で、MBA生の就活に強いというアクシアムに登録し、話をさせていただきました。会社を紹介していただいたり、MBA後のキャリアの作り方について一から教えていただきました。

就活の結果は?

検討したのが数十社、実際に応募したのが10社程度、そのうち3社から内定をいただきました。給料は1社が大幅アップ、1社が小幅アップ、1社は現状維持でした。家族や友人・知人、いろんな方に相談しながら、悩みに悩んで、今の会社に戻ることにしました

最後会社に戻ると決めた理由は?

内定をもらったあと、リアルな話、お金の問題がまず最初に来ます。社費MBA生だと卒業後数年間は会社に残ってください、辞めた場合は留学費用返還という条件があると思います。ほとんどは、1,000万円を超える金額を返済する必要があります。こちらは最後までひっかかっていました。

精神面でも悩みました。会社からは期待して送り出してもらっている、金銭面でも補助をしてもらっているので、「辞める」と伝えるのは気が重いなと、就活の最初から思っていました。こちらも、意外と引っかかります。

最後は、今の会社で希望の部署に配属されたことが決め手でした。自分のやりたいことができて、かつ希少性の高い経験が積めるということで、現段階で就活する必要がなくなりました。

相談させていただいた方にも、その部署で経験を積んで結果を出すことに集中した方が良い。そうすると数年後にキャリアの選択肢が広がっているはずだ、という力強い言葉をもらったこともあって、会社に戻ることにしました。

就活を振り返ってみて

就活してよかったです。なぜなら、今の会社に戻る前に一度視野が広がった自分のキャリアを客観視できた今の仕事に納得して打ち込めるようになったからです。

先ほど伝えたように、数年間は今の部署で頑張ろうと思っています。その先どうするかは白紙です。MBAを通じて色々なことに挑戦した余韻もあって、今は一生懸命働きつつも、会社関係なく興味ある分野のプロジェクトにしたり、プロボノ活動をしたりしています。

私の体験談が、今後MBA留学をされる方の参考になれば幸いです。

編集局
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貴重なお話、ありがとうございました。