こんにちは。HAYAです。IEの1月入学のプログラムは、Period1、Period2、Lab Periodが終わると8月いっぱいは夏休みなのですが、2020年はコロナの影響で十分勉強ができなかったという人のために、サマーブースターというクラスが特別に開講されました。面白い授業がたくさんあったので、今回はその内容を紹介したいと思います。
この記事のライター(HAYA):2020年1月にIEビジネススクール入学。Venture Dayでファイナリストに残り、日本人過去最高の3位を獲得。
サマーブースタークラスとは?
学校側が臨時で対応してくれたサマーブースターですが、大変満足の内容でした。MBA生だけでなくIE UniversityのLaw Schoolや、他のMasterの人も受けられるクラス(教授もMBA以外から登場)なので、MBAよりもダイバーシティがもう一段レベルアップした感じです。
1週間のコースが5回分あり、受けたい週だけ選んで受けることが可能でした。1つのモジュール月~金の12時~17時(お昼休憩有り)の授業で、宿題もないので気軽に受けられました。
何がそんなに良かったかというと、夏休みを楽しみたいという理由からなのか、参加者が事前登録から激減し、少人数のクラスで受けられたということです。オンラインでも参加できるHybrid形式でしたが、合わせて10人くらいでした。教室は私1人だけという授業もあり、プライベートレッスンみたいなのもありました笑。それでも先生はハーバードで博士号取得していたり、実務で活躍している人なので、内容は面白いものが多かったです。
授業の内容
授業内容を紹介していきます!(Module1は受講していないのでそれ以外)
Module 2 – Digital Transformation
- Day1 – Branding with Images
- Day2 – Corporate Change in the Digital Economy
- Day3 – Big Data for Development
- Day4 – Disruptive Technology
- Day5 – Digitalization of Law
Branding with Imageではロゴの作り方などレクチャーがあり、そのあと様々なロゴを評価しました。Corpororate ChangeはVUCAの時代だからこそ、適応していくAdaptive Leadershipが重要という話。Big Dataは企業の事例紹介、Disruptive Technologyは最新の技術を紹介してどう付き合っていくかの倫理観を問うものでした。
AIは政府主導、国民性的にも中国が主導している中、中国出身の学生がいて、「ずっと監視されて嫌じゃないのか」という質問に対し、スリとかすぐカメラでわかるし安全で便利だと答えていたのが興味深かったです。
Module 3 – Digital Responsible Leaders
- Day1 – Kindness, Empathy and Compassion
- Day2 – Business Ethics & Corporate Culture
- Day3 – Sustainability
- Day4 – Geopolitics of the COVID-19
- Day5 – Managing Human Crisis Response
週の前半は、リーダーにEmpathy、Ethicsがいかに大事かという話。Sustainabilityの話もそうですが、IEはただビジネスで儲けて利益を出すということではなくて、あるべきリーダーの姿は何か、正しい倫理観がどうビジネスに影響するのかといったことを強調するので良いい学校だなと思いました笑。
Day4ではCOVID19の時系列に起きたこと各国の対応をReviewしていき、問題が起きてもすぐに自分事として捉えることができない&他人の責任にしていまうなど人間の弱さを感じました。
この授業をまとめています。
Day5は、国境なき医師団にいた人が先生で、国連や様々な立場で発展途上国に人道援助するケースから、人道援助をするにしても教育レベルの差があったり、国の政治問題、Neutrarityを確保することが難しいなど様々な問題があるというのを感じさせられました。
Module 4 – Skills for Your Future Work
- Day1 – Advanced Excel
- Day2 – Advanced Tableau
- Day3 – Agile: Values, Principles & Frameworks
- Day4 – Critical Thinking
- Day5 – Effective Presentation Design
エクセル授業は元々仕事でよく使っていたこともありあまり学びはありませんでしたがTableauはほぼ使ったことがなかったので、可視化ツールとしては使い切れない程の色々な機能があると感じました。
Agileは、有名なAgile Software Manifestoの話からScrumというプロジェクトマネジメントの紹介で、Critical ThinkingとPresentationは体調が悪くて受けられませんでした。
AgileとPresentationの授業をまとめています。
Module 5 – Humanities
- Day1 – Madrid: Capital of the Arts
- Day2 – Culture: La Movida
- Day3 – Lessons for Today from the Renaissance
- Day4 – Freedom and Social Responsibility
- Day5 – What is Culture
Day1はマドリードのプラド美術館・ピカソなどの美術に触れ、Day2はフランコ独裁政権後に起きたマドリードに端を発した文化活動「La Movida」について歌や歌詞を通して触れました。Day3はルネサンスについてで、面白い記事が紹介されたのでシェアします。
ルネサンスのメッカとなった、イタリアのフィレンツェ。アートのイノベーションを生むだけの環境があり、シリコンバレーよりも良いイノベーションモデルだという記事です。
レオナルドダビンチって天才かと思われがちですが、意外と人間らしかった模様。いつでも好奇心旺盛であれ、といったダビンチから学ぶことを取り上げた記事です。
Day5のCultureの授業は、参加者同士でそれぞれの国の価値や行動特性について(時間はどれくらい守るか、集団行動が好きか、ボスにどれくらい従うかなど)、シェアし合いました。全てがもちろん当てはまるわけではないですが、有名なそれぞれの国の国民性が比較できるサイトがあり、面白かったので共有します。
おわりに
以上、簡単なそれぞれのモジュールの感想です。今年、特別に開催されたサマーブースターですが、夏休みでありながら気軽に学ぶことができる非常に良い機会でした。
次回の記事は、Electiveの授業を紹介します。
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