留学に向けて英語のスコアメイクを頑張っている皆さん、以下のような悩みをお持ちではないでしょうか?
- IELTSで高スコアを取りたい
- TOEICは900以上だが、IELTSはどれくらい取れるの?
- IELTSとTOEFLはどっちが点数をとりやすい?
今回はスイスの大学に交換留学で行っていたYujiさんに、なぜ超短期間でIELTS7.5を取れたのかを聞いてみたいと思います!
Yujiです。よろしくお願いします。
簡単にプロフィールとIELTS開始時の英語力を教えてください。
私は日本の大学で理系科目を学んでいて、交換留学で1年間スイスの大学に行っていました。実は一度社会人になってから大学に入り直しており、社会人の時は日常的に英語を使ったり、海外でも1年弱駐在していたことがあります。
英語のスコアはTOEIC930で、英語を書いたり、話すことにはある程度慣れていました(編集部注:日本生まれ日本育ち、IELTSの勉強をしていた時には留学経験はありません)。
交換留学では応募要件があり、TOEFLかIELTSのスコア取得が必要でした。まずはTOEFLを受けてみようとトライしたところ、78点でした。TOEFLはヘッドホンをつけて大部屋で周りの人と一緒に受けますが、試験のタイミングがずれるので、周りの人の声で集中できませんでした。これが私にとっては一番の敗因です。
TOEICのように受験生が同じタイミングで受けれる方が良いと思い、IETLSが自分に向いていると思いました。
全体戦略
勉強期間は2ヶ月で、1日5時間程度だったと思います。必要なスコアはIELTS6.5だったので、試験形式に慣れればすぐに点数は越えられるだろうと、気負わずに勉強できたのもよかったです。
1回目の試験で、スコア7.5(R7.0, L8.0, W6.5, S8.0)でした。RとLは過去問を解く中で自信がありましたが、Speakingだけは未知数でした。たまたま話やすいテーマが出たのと、試験官との相性も良くスムーズにコミュニケーションが取れたのがよかったのだと思います。
スコア7.5までに実際にやったこと
実際には3つのことしかやりませんでした。
- 過去問を5年分
- IELTS単語帳
- スピーキングを過去問で練習
過去問のReadingとListeningは7.0-7.5で安定していました。ライティングも実際に試験のように書いて、日本に来ている留学生に添削をお願いしていました。単語帳はこの1冊を使っていました。
スピーキング勉強法
スピーキングは過去問でどんな問題が出されるのかを把握して、あとは繰り返し練習していました。スピーキングの採点基準は、流暢性と一貫性/語彙力/文法力/発音の4つなので、足りないところを埋めることを意識していました。
「流暢性と一貫性」、「発音」については、英語で仕事をしていたので、ロジカルに伝わる英語を話せる自信がありました。
「語彙力」と「文法力」については、仕事では、簡単な英語で正しく伝えることが重要なのでそこはできました。しかしながら、高得点を取るためには語彙力や文法力のレパートリーを増やす必要があると思いましたので、テンプレート的に使える表現をストックしていって、本番でも多様な表現を使うことを意識していました。
質疑応答に関しては、コミュニケーションだと思い、聞かれたことに結論+理由+具体例という形で、仕事のように明確に伝えつつも、グローバルで必要な陽気さや楽しい受け答えができるように意識していました。
まとめ
ReadingとListeningの高い英語力(TOEIC930)と、英語を仕事で使う中で身につけたロジカルに話す、書けるという能力を自分でしっかりと認識しており、足りない部分を最短距離で埋めながら、2ヶ月でIELTS7.5を取得したYujiさんの凄さを感じることができるインタビューでした。
試験の内容を分析して、そのGAPを埋めるためにやるべきことを絞ってリソースを集中的に投入する姿は、まさにビジネス経験のある大人の勉強法だと思いました。TOEFLに早めに見切りをつけて、IELTS に移行する決断力も参考になりますね。
本記事がみなさまの参考になれば幸いです。