社会学(移民学)を学んだ1年間を振り返ります:イギリスMBA②

イギリスMBAシリーズ
この記事は約5分で読めます。

こんにちは!英国に留学中のまりです。

この連載では、MBAでの学びを中心に、社会学も学んだからこそ見える景色をお届けします。特に、イギリスの大学院留学社会学MBAについて興味がある方にオススメです。第二弾では、Sussex大学で「移民学」を学んだ1年間を振り返ります。

第一弾はこちら

まり🇬🇧
まり🇬🇧

ライター(まり🇬🇧大学院留学):英国の大学院で社会学(移民学)を修了し、現在はセカンドマスターとしてMBAコースに在籍しています。

移民学のコース紹介

移民学では、移民の人生に大きな影響を与える、「ガバナンスや権利、多様性に関する理論」について学びます。

同級生は、様々なレベル(政府やNPO)で、移民・難民を支援する職につきたいという人がほとんどでした。また、一般的な移民問題よりも、難民問題に関心があるひとが大半を占めていました。

余談ですが、数年前から、移民学を学ぶ日本人の割合は増加傾向にあります。実際、20人中5人が日本人で、マジョリティでした。

ちなみに、同大学では、他にもMigration and Global Developmentというコースもあります。移民学だけでなく開発学にも関心のある方はこちらのコースもおすすめです。

事前の英語コース

私は修士課程が始まる前に、Pre-sessionalという英語コースに参加しました。Pre-sessionalコースは入学に必要な英語スコアを満たしていない学生を対象としたコースです。最短で5週間、最長で40週間のコースがあります。

最終週に行われるテストに合格すれば、英語基準をクリアしたことになり、無条件合格がもらえます。大学によっては不合格だった場合、大学院に進学できないこともあります。

サセックス大学は、たとえ不合格であったとしても本コース開始後に英語のコース(無料)を再び受講できるという救済措置がありました。

授業はSpeaking、Listening、Writing、Readingのそれぞれの技能にアプローチした内容になっていました。ミニ講義の受講(Listening)、その講義に関する論文のReading、 授業でのディスカッション(Speaking)、 ミニ講義に関するWritingなどです。

正直な感想を言うと、Pre-sessionalで修士課程に必要な英語力が身につくとは感じなかったです。しかし、本コース開始前に現地の生活に慣れたこと、信頼できる人間関係が築けたことは大きなアドバンテージとなりました。

Pre-sessional以外にも、日本で受けられる準備コースやイギリスでのプレマスターコースという選択肢もあります。これらのコースでは英語力だけでなく、大学院で必要になるスキル(リサーチ力やアカデミックライティングスキルなど)を習得できます。

Term1とTerm2

修士課程では、Term1で基礎的な理論を学び、Term2で自身の関心のある授業を選択し、2タームの学びを活かして論文を書き上げるというのが大きな流れです。具体的には、それぞれのタームで2つのモジュールを受講し(計4モジュール)、Term2の後半で論文のアウトラインを提出。その後、論文を書き上げます。

私はTerm1で、Migration and SocietyとManaging Migrationを受講し、Term2では、Transnationalism Diaspora and MigrationとKnowledge Power and Resistanceを選択しました。

Term2では他にも環境学やジェンダー学、開発学など幅広い授業が選択可能でした。

各モジュールは3時間で構成されています(1時間の講義+2時間のセミナー)。週に2モジュール×3時間だと、少ないように思えます。しかし、予習やセミナーの準備(プレゼンなど)、毎週行われる様々なセミナーに参加していると、時間が足りませんでした。

授業のない日は、起床→自習(4時間)→ランチ→自習(4時間)→ディナー→自由時間→就寝というのが基本のスケジュールです。

授業がある日はディナーの後に、自習時間を設けます。大学院では、膨大な量の事前課題が毎週出され、その膨大な課題を効率よくこなすスキルが必要です。

最初の頃は、睡眠時間を削り、文献の一言一句を理解しようとしていました。しかし、体調を崩したのをきっかけに、要点を抑え自分の意見を言えるようにする、という事だけに集中し、これがうまくいったと思います。

Dissertation(修士論文)

Term2が終わるといよいよ修論に取りかかります。事前に提出したアウトラインに基づいて内容をさらに深めていきます。

途中で、指導教官と4回ほどのミーティングがあります。指導教官は大学側が決めますが、人によってかなり差がありました。

例えば、いくらメールしても返事がなかったり、一方で、既定の回数以上にミーティングを設けてくれるような熱心な人もいたりしました。

希望が通るかは不確定ですが、評判の良い方に事前に指導をお願いしておくと良いかもしれません。

修論は数か月という短い期間で書き上げる必要があるため、できればTerm1が始まる前から大まかなテーマを決めておくことをお勧めします。

また、他の国では1年間かけて書き上げる論文を、イギリスでは数か月で完成させます。そのため、クオリティの高さはそれほど求められていないということを感じました。

おわりに

1年間のマスターコースはあっという間に過ぎ去りました。現在はMBAのコースが始まっていますが、これもまた時間がとても早く過ぎていくと感じています。

まり🇬🇧
まり🇬🇧

次回は、MBAの授業について紹介します!

タイトルとURLをコピーしました