独学MBAカリキュラムでは、MBAの内容を独学で学べるコンテンツ（無料記事、Webページ、動画）を紹介しています。今回の記事では、MBAの独学にオススメの本を紹介します。
初級〜中級者向けにぴったりの、基礎が学べる本を紹介しています。これを事前に読めば、留学の授業は相当スムーズになること間違いなしです。30冊は多い！という方はこちらをどうぞ。
おすすめ書籍一覧（グロービスがおすすめ！）
独学MBAカリキュラムに沿って、書籍を紹介していきます。どの本も超ハイクオリティかつ読みやすい本ばかりなので、安心して選んでみてください。やはり、グロービスの書籍（教科書や参考書）が多くなっています。
0. MBA全体感の把握
マンガでサクッとイメージを掴みましょう（作者はグロービスMBA卒業生）。MBAはどんなトピックを学ぶのかを理解するのが最初の一歩ですね。
MBAの必修科目で学ぶ内容が１冊に凝縮されています。留学に一冊持っていくとしたらこの本を選びます。
必修期間の後半で学ぶような、少しレベルが上がった内容が一冊にまとめられています（一部選択科目も含むイメージ）。
P&G出身者の筆者が、独学でMBAを学ぶ方法やカリキュラムを紹介しています。英語でサクッと読んでみてはいかがでしょうか。
1. 思考
クリティカルシンキング
全ての科目の土台（パソコンでいうとOS）である、クリティカルシンキングを身につけましょう。
英語のロジックを理解しておけば、授業での発言や議論でも明快に伝えることができます。
結論＋理由＋具体例の順番で発言しましょう。
イシュー度（インパクト）の大きい課題に取り組むことが大事で、クリティカルシンキングの土台となる考え方を学べます。言わずとしれた名著
データ分析
統計学の概念や基礎はこの本で押さえましょう。
データ分析の授業はビジネスで意思決定をするためのツールを学ぶので、授業の予習にぴったりの本です。
現代世界を理解するためのファクト（データ）を押さえましょう。留学前に３冊選べといわれたらこの本を選びます。
2.経営戦略
Strategyの授業で扱う内容がカバーされているので、戦略の基本はこの本でOKです。
オペレーションズ・マネジメントの授業では、生産・在庫・物流等、種々の計画策定・意思決定を行う際に有益な、定量分析の手法を勉強することができます。小説仕立てで、初心者でも読みやすく、オペレーションマネジメントとはなんぞや、ということを理解できます。第一弾は工場、第二弾は経営がテーマです。
3. マーケティング
必要なことがまとまっている（マーケティングの授業はこの本でOK）
Pricing Strategy授業で紹介された本。損益に対するインパクトが大きい割に、あまり理解がされていない「価格戦略」について、一通り学べる本です。基礎を押さえたい方にぴったり。
4. アカウンティング
アカウンティングをこれほど面白く読み物にできるんだ！というほど最高にわかりやすい本。アカウンティングの歴史から、ファイナンスの違いまで理解できます。
財務３表は一体で理解するのが一番簡単で、応用が効きます。アカウンティングの授業の前に一度目を通してみてはいかがでしょうか。
5. ファイナンス
本当にわかりやすい。初心者向け。ファイナンスの授業に向けてた最初の一冊はこれでOK！
元ミクシィCEO朝倉さんが著者で経営者目線。初心者〜中級者向け。国内外の企業のケーススタディが豊富です。
6. 組織・人事
安定のグロービス。重要ポイントが全てまとまっている。
7. テクノロジー
留学前に絶対に読むべき本ベスト３に選びます。先ほど紹介した「イシューからはじめよ」で有名な安宅さんが書かれた本で、AI・データ時代に必要なスキル、日本の立ち位置や目指すべき方向性という、MBA生に必要なTechnologyと日本という２つのテーマについて解説をしてくれています。デジタル時代のキャリアを考える上でも必須の本になります。
新書なので、短時間でサクッとAIの全体感を把握できます。
ディープラーニングの仕組みをエクセルで理解できます。
AIができること、ビジネスでの活用場面をわかりやすく紹介。
インターネットの登場から数十年にわたるネットビジネスの変遷をかなり体系的に説明。GAFAM、Amazon、楽天、メルカリ、YouTube、LINE、ビットコインなど、国内外の有名企業やサービスの分析し、勝つための戦略や仕組みを解説。
8. ソフトスキル
各国の文化やビジネス習慣の違いをスケールで可視化。ダイバーシティやグローバルリーダーシップがキーワードで、留学生は全員読むべき本だと思います。
翻訳版は「やり抜く力」。Growth Mindsetの大切さ
リーダーシップの出発点は自己理解。オンラインで自己の強みベスト５が診断できます（一度しか診断ができないので、必ず新品を購入してください）
MBAの同級生はGiveの精神がとても強いですが、この本はGive&Takeを分析し、成功するGiverと成功しないGiverの違いを解説。
9.アントレプレナーシップ
IEのPeriod1のアントレの授業で学ぶような内容が、めちゃくちゃわかりやすく書かれた本。新書なのでポイントをさくっと読める。
最低限のコストと短いサイクルで仮説の構築と検証を繰り返し、市場やユーザーのニーズを探り当てていくメソッドです。
顧客が「商品Ａを購入する」ということは、「片づけるべきジョブ」のためにＡを雇用すること。ジョブ理論を参考に顧客の問題を特定し、適切なソリューションを提供していきます。スタートアップ界隈では必読書です。
10. その他
大前研一さんが毎年出版している本で、ビジネスパーソンなら知っておくべき世界中の政治・経済・社会・ビジネスの論点を解説してくれています。
タイトル通りの本。余裕あれば是非！
おわりに
留学前に読むべき本ベスト３をもう一度紹介します。
この３冊だけは、留学の学びを最大化するために絶対に読んで欲しいです。もちろん、その他の本も厳選しているのでオススメです〜。
30冊は多すぎる！という方は、こちらの記事をどうぞ。
動画の方が良いという場合は、こちらの記事をどうぞ。
